宮部みゆきの模倣犯(下)では、蕎麦屋のカズが執拗にかつての同級生のヒロミとピースに蔑まされ、無価値な人物像として扱われれる。読んでいて苦しくなるぐらいだ。

カズはヒロミの現実を冷静に語りそして優しく、帰ろうとなだめる。

 友情である。

 ピースは利用することしか考えていない。残忍である。

 ヒロミの心情は揺れる。

 今のSNS時代の残虐行為とおなじだ。

 なにもそこまで、追いつめなくてもいいのに。

 と、僕の心は立ち止まってしまった。