みなさまこんにちは!

オーボエの前田です。



今日は私が吹いている楽器、オーボエについて紹介したいと思います!

キラキラした伸びやかな音色が他の楽器にはないオーボエの特別な魅力だと思いますが、実はラーメンでおなじみのチャルメラが起源となっております🍜チャルメラの音色を伸びやかだとは思ったことがありませんが😂、時代とともに今の魅惑的な音へと変化していったのです!その歴史に迫っていきましょう。

さて、起源となったチャルメラですが、別名「ショーム」とも呼ばれており13世紀から作られていたと言われています。その後16世紀頃にフランスで改良が加えられ「オーボエ」と呼ばれるようになったのは17世紀頃からなのです。

17世紀の音楽と言えば、バッハやテレマンが思い浮かぶと思います。この二人の作曲家はミサ曲や宗教曲などにオーボエを好んで使用しました。バッハの《ミサ曲 ロ短調》より「聖霊を」ではオーボエより少し大きく柔らかい音が特徴のオーボエ・ダモーレが活躍し、曲全体が暖かい雰囲気に包まれています。是非一度聞いてみてください✨

実はかつて弦楽器のみで構成されていたオーケストラに初めて入った管楽器もオーボエなのです!そんな17世紀から大活躍なオーボエですが、まだこの頃はキイが2~3個しか付いておらず、音程がとても不安定でした。18世紀末になりキイを増やしたものが作られ、安定した半音を出せるようになりました。

今現在多くの奏者が使用しているオーボエはコンセルヴァトワール式(フランス式)とよばれるもので、19世紀頃に改良を重ねた後完成されました。この楽器での演奏を聴いたリヒャルト・シュトラウスが「フランス式の方が好きだ。」「みんなこの楽器を使うと良い。」などと言ったことにより、さらにフランス式が流行していきました。
このフランス式があまりにも優秀なため、現在に至るまで大きな変化は見られていないようです。

オーボエといえばダブルリード(2枚のリードを組み合わせて発音する)楽器であることも有名ですが、リードの変化はどうだったのでしょう。
こちらも17世紀から大幅な改造が…!と期待したいところですが、昔もだいたいの構造は変わらず、2枚の葦をチューブに巻き付けて音を出していました。サイズがだんだんとコンパクトになったり、チューブが規格化されていったりと少しずつ改良はあったようですが、昔から同じ発音の仕方だったようですね。

歴史についてはざっとこんなところでしょうか…まだまだ足りていない情報がたくさんあるかと思います、興味がありましたら是非調べてみてください🎶

先程少し紹介したダブルリード楽器、オーボエの他にファゴットもダブルリードの仲間です!
そんな2つの楽器とピアノで演奏するプーランクのトリオ、是非お聴き下さい~‼️




ただ今Mixibleは2ndコンサートに向けて準備中です💪各種SNSで宣伝等行っていきますので、今後ともどうぞ応援よろしくお願いいたします✨
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楽器:マリゴ901
リードチューブ:最近はロレーにハマっています😳