陸上自衛隊航空学校霞ケ浦分校(茨城県土浦市)の宿舎で、隊員の松原孝吉さん(当時25歳)が同僚に殴られ死亡した事件を巡り、両親が国に賠償を求めた訴訟は14日、東京高裁(奥田隆文裁判長)で和解が成立した。両親側の弁護士によると、国側が一定限度の安全配慮義務違反があったと認める格好で、解決金を支払うという。

 1審・東京地裁は昨年4月、公務災害と認定して約3170万円の補償を国に命じたが、賠償責任は認めなかった。控訴審では、賠償の根拠となる安全配慮義務違反が国にあったかが争われていた。

【和田武士】

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