歳を重ねると筋肉量が減っていくことは、よく知られています。だいたい30代前半頃から減り始めて、50代になるとそれが顕著になります。
筋肉量が一番多い部位は下半身の足の筋肉です。
老化とともに下半身の筋肉が減少していくわけで、これは老人の歩くスピードが遅かったり、階段をのぼるのが大変だったりするのを見れば納得できます。
しかし同じ老人でも、元気に大またで若い人と変らないスピードで歩いている老人もいます。元気な老人は日頃から歩いて筋肉を鍛えているから、それが可能なわけです。
若い健常者が足を骨折して一月以上入院した場合、筋肉量が落ちてしまい、まずリハビリで歩行訓練から始めないと歩くことすら困難です。
ですから老人が運動もせずに、家にこもっていると、歩行困難になる危険性もあるのです。
足が健康な老人は行動範囲も広くなるので、結果として充実した毎日の生活を送ることができ、健康長寿につながります。
したがって日頃から、なるべく歩く習慣をつけて、足の筋肉を鍛えることが重要です。特に50代~60代であまり外出する機会がない方は、1日30分くらいは近所を散歩をするなど、足を動かす時間を作るようにしてください。
80歳でエベレストを制覇した三浦雄一郎氏は、日頃から足に錘をつけて、負荷をかけて足を鍛えていました。そのため、若い人でも達成するのが困難な偉業を成し遂げることができたのです。
加齢により筋肉量が減少しても、運動によってある程度カバーできますので、いつまでも健康で元気に過ごすためにも日常生活にウォーキングなどの運動を取り入れてください。
人間にとって、なぜ運動が大切なのか、さらに運動不足が体へ与える影響などについて説明しています。また、健康を維持するためには、どのような運動をすれば良いかについてもお伝えしています。
