今の息子の居住地域では

プラごみは綺麗に洗って出すことになっており

月に2度ほどしか収集日がなく

入れると袋は住民票のある者に配布され

足りない場合や住民票のない者は

一枚百円だかで購入しなければならない

 

研修で数ヶ月しか居住しないのだが

ゴミ捨てのためだけに

住民票を移すことになったとぼやいていた

 

不動産会社からの説明では

ゴミにはかなり煩い地域らしく

ちゃんと捨てていない者がいると

そのアパートの住民全員が

捨てられなくなると言われた

 

ゴミ出しといえば

25年ほど前に住んでいた

地域でのことを思い出す

 

朝、ゴミ出しに行くと

物陰から出てきた男性が

私が持ってきた袋を開けながら

「そこでちょっと待っていろ」

と言う

 

朝の忙しい時間帯に(朝しか出せない)

ペットボトルを一本一本

チェックするつもりらしいと気づいた私は

綺麗に洗って蓋もラベルも剥がし

透明な指定の袋に入れ

完璧な状態で持ち込んだ袋を

返してもらって家に引き返した

 

以後、

ペットボトル専用の工作バサミを購入し

小さく切り刻んで

プラごみとして出すことにしたのだ

 

ここでもやはり

プラごみは洗剤で綺麗に洗って

出さねばならず

ラップやポリ袋に至るまで

洗剤で洗いながら

お隣の奥さんと

「洗剤や水がもったいないねえ」

と話した

 

息子のところでは

ラップやポリ袋は

燃えるゴミで出せるらしいので

まだマシかもしれないが

洗剤を使うとかなり手が荒れる息子は

「勘弁してくれよ〜」

と言っている

 

彼が小学生の頃に見学したゴミ処理場で

分別して出されたプラごみを

焼却炉に入れながら

「混ぜた方がよく燃えるんだよ」

という説明を聞いて以降

ゴミの分別に懐疑的な息子である