化学物質過敏症患者のリフォーム工事
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VOC減衰工事

トイレ、和室の畳表替えのリフォーム工事を完了してから、しばらく経ちました。

全体のVOCを減衰させたいという事で、全体的なリフォームを行う前に、工事金額的にも割安なVOC減衰工事を行う事になりました。

私共では、大手百貨店の子供服売り場や、アレルギー科病院の調剤薬局なども施工しております。


W'-PHIXZ-Able工法というものですが、詳しくは下記へ。

http://www2u.biglobe.ne.jp/~woodhome/ken13.html

ご興味ありましたら、お問い合せ下さい。


工期としましては、40坪程度でも1日で施工可能ですし、コスト的にも、建築でVOC対策をするより、平均的に安く施工出来ます。


Eさんの場合は、リフォーム工事を行う前に、このW'-PHIXZ-Able工法を行う予定でしたので、先に全体に行い、様子を見てその後のリフォームを検討するという事になりました。


和室、洋室、LD、台所、便所、洗面室、浴室、玄関・ローカ全てを施工する形となります。便所、和室は前回リフォームしておりますが、まだお住まいになっていないので、念のため、施工いたしました。

その後は、お客様に3~5日程度、換気管理を行っていただき、完了となりました。


お客様曰く、「だいぶ、臭いが少なくなり、感じなくなりましたね。」との事でした。

まだ、ご主人しか部屋の中には入っていないようで奥様はまだ、入っていないとの事でしたので、様子を見て、今後の計画をしていきたいと思っております。


それから・・・

それから、何度か打合せを重ねました。

当初は、フローリングを下地からやり直すような話しも出てまして、かなり大規模なマンションリフォームを予定しているようでしたが、床下もVOCを測定した結果、数値はいずれも微量でした。

そんな事もあり、また当然予算もあるわけですから、一度に全てをリフォームせず、一部屋ずつ確認しながらリフォーム工事を行う事を提案しました。その方が、当然時間はかかりますが、お客様もお金を出して化学物質対策のためのリフォームをされるのですから、確認しながら工事を進めていく方が安心だと思いますしね。

そんな流れで、最終的には、まず、トイレの床、壁、天井のリフォーム、便器の取替、和室の畳表替えを行う事になりました。

トイレの床、壁、天井については、かなり消臭剤の臭いが染みついておりましたので、一度撤去し、新しく内装材を施工することとなります。床につきましては、国産材のフローリングにする事になります。

フローリングに関しましても、全て候補のサンプルを用意し、実際に匂いを嗅いでいただきながら決定していきました。

和室の畳表替えに関しましては、保健センターのKさんから無農薬の畳表があると打合せの際に聞き、実際に無農薬があるのかどうか半信半疑でした。Kさんから取り扱っている会社を聞き、所長が連絡しました。

すると、話しを聞けば聞くほど怪しく思えました。しかも、無農薬の証明書を出して欲しいと伝えると、証明書は出せないと回答が・・・。おかしいですよね?証明書は、出せないけど無農薬なんて、言った者勝ちの世界ですよ!それから、私共でも探しましたが、無農薬はなく、1件の畳表の生産者に話しを聞くことになります。その方は、熊本の北出親畳会代表の園田氏です。

とても新設で、丁寧に説明していただき、話しを聞いていくなかで、この人なら信用できると思いました。それから、減農薬の証明書も発行していただけるとの事でした。

その旨をEさんに説明し、納得していただき、園田氏の畳表を採用する事になりました。


▽園田氏のブログです。畳表ができるまでの工程や畳への思いが書かれております。

http://blog.livedoor.jp/tataminokokoro/


NPO法人「木の住まいを創る会」では、一般ユーザーやプロなどを対象に国産材や自然素材による健康で安全な家造りのためのセミナーを年間通して、開催しております。

そこで、園田氏のこの熱い想いを是非、私共のセミナーを通してみなさんに健康で安全な畳や畳の実態などを知っていただきたいと思い、お願いしました。

すると快くO,Kの返事を下さいました。

日時は、2006年2月25日 PM2:00~PM4:00まで

場所は、東京都文京区にある全林野会館プラザフォレストです。


▽詳細はこちらをご覧下さい。

http://www2u.biglobe.ne.jp/~woodhome/semi43.html

現場での打合せ

実際に、Eさんご夫妻、Kさん、私どもで現場調査を行いました。

そのマンションは、一般的な仕様である、天井、壁は塩化ビニールクロス貼り、床はCFシートと複合フローリングでした。トイレは、以前住んでいた人が消臭剤を使用しており、その臭いが、トイレの空間全体に染み付いておりました。その消臭剤の臭いは私共も感じる程、強い臭いでした。

まず、打合せの際にVOC測定結果報告書を見せていただきました。

そして、下に添付した画像が、VOC測定結果報告書です。

測定結果

トルエン・キシレン・スチレン等を対象としておりますが、いずれも微量で検知されませんでした。

という事になると、別の物に反応しているのか、もしくはごく微量でも反応してしまっているのかのどちらかの可能性が大きくなってきます。

それをリフォーム工事を行う事により、排除していく形で打合せが進んで行くこととなります。ただし、リフォーム工事をするという事は、少なからず予算などの問題により、化学建材をどこかしらに使用することになり、完全に排除するという事は不可能に近いのです。

そこで一番大事な事は、ひとつひとつ説明し、お客様が十分ご理解し、納得していただいた上で、打合せを進めていくことが大切な事です。水回りにコーキング処理をするのは、こちら側は当然だと思っていても、依頼主は嫌がる事もあります。当たり前だからと言って工事をしてしまうと、何の為にお客様が工事をしたのかわからなくなってしまいますよね。

化学物質過敏症患者さんとの出会い

化学物質過敏症患者のEさんとの出会いは、昨年の5月でした。当事務所に1本の電話が入り、困っていると相談してきたのが、Eさんでした。

Eさんは、東京都の再開発に伴い、現在住んでいるマンションから立ち退かなくてはいけなく、すぐ近くの築25年の中古マンションを購入しました。ですが、築25年も経っているにもかかわらず、そのマンションに入れず住むことができないとの相談でした。

そのため、区の保健センターの相談員Kさんに相談し、改善策を練ることになったそうです。Kさんから、健康住宅や自然素材を使って取り組んでいる会社があるとEさんに紹介されたのが、私共の事務所でした。

保健センターの方で、VOC(化学物質)をアクティブサンプリングにて測定しましたが、どれも、数値は基準値以下で、極めて低い数値でありました。

私共は、とりあえず一度現場調査を行いたい旨をお話しし、Eさん、Kさん、私共で打合せをすることとなります。