今回の大地震で被災されたみなさまに心よりお見舞い申し上げます。

こちらは被害こそありませんが、かなり大きな、そして長い揺れを感じました。

地震発生当時、母は、人工肛門をつける手術の真っ最中でした。

6階の待合室で手術が終わるのを待っていた私は、最初、めまいを起こしているのかと思いました。

え・・・でも、めまい起こすほど、心配に胸をつぶしてるわけでもないんだけど……と思っていると、まわりの人も、「あれ、地震じゃない?」と言い始めました。

そのうちにめまいでは片づけられないほどの横揺れが始まり、窓の外を見ると、私のいた棟と棟続きの病棟が揺れているのがはっきりと見えました。

ひえええ~、地震だ!

待合室の隣のスタッフルームから看護師さんがやってきて、念のために窓から離れて机のしたに頭を隠してください、と患者さんに声をかけられていました。

一緒に手術が終わるのを待っていた弟がすぐにインターネットで調べたところ、仙台のほうで震度7の地震が起こった! というではありませんか。

揺れがおさまったあと、念のため、子どもたちに連絡を取りました。

自宅にいた次女と、どこかへ遊びにいっていた長男とは連絡がつきましたが、静岡で一人暮らししている長女にはまったく電話がつながりません。

メールも送ったものの、返信がないので、届いているかどうかもわからず。

連絡がついたのは、夜7時半ごろでした。

やはり、向こうからもメールを送ってきたようですが、こちらに届いてなかったみたいです。

実は、長女、前日まで実家に帰っていて、11日、つまり地震があった日の夕方に静岡に戻る予定でした。それが、9日の夜から10日朝にかけて、夫ともめて、(直接口論になったのは私ですが・・・)10日の朝、怒って帰ってしまっていました。

いま思えば、11日の夕方帰るつもりをしていたら、おそらくその日のうちに戻れなかったのではないでしょうか。

10日に帰ったのは、なにか「虫の知らせ」みたいなのがあったのかも……。



地震があったとき人工肛門の手術中だった母の手術は無事終わりました。

執刀医の先生は、あとで、そういえば2回ほど揺れましたね~と
さらっと言ってらっしゃいました(;^_^A

目が覚めた母が、「地震があったの?」と言うので驚いたのですが、
どうやら麻酔が覚めたあと、手術室で看護師さんたちが、地震がどうの、ビルが倒壊したのと話していた声が聞こえたのだそうです。


母の手術といい、地震といい、忘れられない日となりました。