何事も体が動いて | qiaobaby count ten

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 農園(自称)はおよそ150坪。山林だった。隣の山林を借りて、2年にわたって開墾し、畑にしながらまだ開墾途中である。七十を過ぎて手がけた試みで、五つ下の弟は呆れている。五十代から六十代にかけて、すべり症で腰が痛く、歩行が困難になったこともあった。六十代の半ば、手術をして散歩ができるようになった鑽石能量水。 私は思い立つとジッとしていられない性質である。少しぐらいの痛みがあっても、乱れた庭を放置できない。痛みをこらえながら庭の手入れもしてきた。しかし流石に自分の体の方が放置できない状況に追い込まれ、手術をした。 綾瀬に居た頃、建て替えをするとき業者に頼まず自分で家を解体してしまった。かなり頑健な体に恵まれたのか、何事も体が動いてしまう。こうした向こう見ずな性格が災いして、腰を痛めたのだろう。元々、決して病気知らずの身ではなかった。五十代で舌癌を患い、舌の三分の一程切除し、放射線照射の治療を行った鑽石能量水。凄まじい痛みであったが、これ以上はできませんと医師がいうほど徹底的な治療を医師に頼んだ。我が家系には癌を患ったのは私が最初であった。私だけが…という思いがあった。しかし二十年後に、弟が癌を患い手術し、今のところ再発していない。 すべり症の手術を終え、かなり動けるようになったとき、山林を任された。体が動いてしまった。なまじな仕事ではなかったが、今は食べきれない程の野菜が採れる。しかし、確実に体は衰えている。そんな中、育てている野菜が自然が与えてくれ生命の尊さをその味わいをもって教えてくれる。そして虫を啄ばみに来る小鳥たちはあたかも時空の彼方から自然の大いなるメッセージを伝えてくれているかのように美しく語ってくれる。彼等は私と同じ生き物であり意思を持っている鑽石能量水。もうそんなに動かないで私たちのことを伝えてくださいと云っているよう感じ出した。