こんにちは。




親子の本当の気持ちを繋げ
幸せな親子関係をつくることを
サポートします。


保育補助に入っていた時に園児からもらったお手紙

他の先生よりも会える日数は少ないはずなのに

家に帰ってから思い出してくれて、わざわざ書いてくれたことがとても嬉しく時々見ては励みにしています。


元乳児院保育士/チャイルドセラピスト
中村さやかです。



『お母さんなんで笑わないんだろう』


このセリフは、
私が幼少期に抱いていた
母の印象です。


いつもいつも眉間に皺寄せて
厳しい表情でいて
笑っても目が笑ってなくて
ちょっとしたことですぐに
感情的になっていて


何が地雷になるのか
わからないなと
思っていました。


子どもの頃なので
インパクトの強いことや
イレギュラーなことが
頭の中で反芻されて
尚更印象に残ってしまっている部分も
ありますが



「お母さんなんで笑わないんだろう?」
「私と妹がいても楽しくないのかな」
と思ったことを今でも覚えています。






私の母は日本人ではなくて
結婚してすぐに
日本で結婚生活と妊娠/出産/育児を
することになりました。
(父は日本人です)


縁もゆかりもない国で
言葉も文化も全くわからない状態で
始まった新生活。



頼みの綱である父も
仕事が忙しく
とても心細かったと思います。




自分の両親にも心配かけまいと
弱音も吐かなかったんじゃないかな…




こんな背景であったのなら
眉間に皺寄せて笑えないのも
頷けます。



子どもの頃は、そんな母の
事情がわかるはずもなくて
他のお母さんの方が
優しくていいなとさえ思っていました。





以前母が
「こんなはずじゃなかった」
「悔しい」と
口にしていたことがあります。


日本での結婚生活と育児に対して



自分の心の奥で微かに
あった不安を振り払って
父の言葉に従ったこと



日本でどんな生活になるか
未知の領域過ぎて
想像がつかなかったことを
悔やんだのかもしれません。





母の道のりを思った時に
大変な時こそ
「自分の感情から来るサイン」
を知ることは大事だと思いました。


母が笑えなかったのは

文化や言葉の壁も
大きかったと思いますが



自分の限界を超えていたから
なのでしょう。



慣れない土地で
頼れる人がいない中で
幼い子を育てることほど
大変なことはないですよね。




不安に押しつぶされそうになっても
母親なんだからしっかりしなきゃと



「1人じゃ不安」
「心細い」
「誰か助けて」
「もう無理」


そんな自分自身の弱音をかなり抑え込んで
「なかったことにしてきた」
のではないかなと思っています。




これは子育て中のお母さんにも
あることではないでしょうか。





子育て中にイライラがマックスになって
笑えない時


子どもが言うこと聞いてくれたら
夫が手伝ってくれたら
イライラしないのにと
思われるかもしれません。



でも、周りがどれだけ
お母さんに気を使ってくれたとしても
イライラを根本からは解消できないんです。



モグラ叩きのように
あちこちから
イライラさせられる出来事が
吹き出してくるんですね。



イライラのタネは
周りではなくて
自分の心の中にあるからです。




イライラは
「自分の限界を超えているよ。」
「自分の本音に蓋をしているよ。」
というサインに過ぎないのです。





お母さんが笑えなくなった時は
蓋をしてきた弱音に
気づいてあげてください。





自分が家族のためにしてきたことを
ひとつひとつ書き出してみてください。




「いつもありがとう。」と
自分自身に言ってあげてください。




子育てや家事で
どんな能力が身についたか?
言葉にしてみてください。



やってみると、沢山のことを
やって来ていることに気づいて
イライラすることも
減っていくと思いますよ。



もし
やってみてもイライラが止まらない時は
まだ自分の本当の気持ちに
気づいてないからかもしれません。



お子さんも
大好きなお母さんが
笑えないでいる姿を見たら
心配で気になって
安心して自分の人生を
歩くことができません。




だからお母さん
ご自身の幸せを
何より大事にしてくださいね。



最後までお読みいただきありがとうございます。