作者 真砂花螺 現代ドラマ
新人賞で大賞を受賞し小説家になったわたしは、興味本位で自分の作品を買ってくれた読者達の声を覗いてみました。
人の価値観はそれぞれ違う。
批判的な意見もあることくらい最初から覚悟をしていました。
でも……ネットに書かれてあるのは悪口に近い言葉ばかり。
しかも掲示板ではありもしない誹謗中傷ばかり書き込まれてて……。
デビュー当時天才JK作家として出版社から持て囃されていたわたしはそのギャップに押し潰され、いつの間にか小説が書けなくなっていました。
だけど……それでも……わたしは小説家として活動していきたい!
小説家以外の生き方なんてしたくない!!
だからモラトリアムを求めて大学へ進学しました。
親からの仕送りは無し。
執筆時間確保のためにもアルバイトはしない。
極貧生活を余儀なくされたわたしは、できるだけ安い物件を探し、月額4千円で暮らせるこの【レンタルアトリエスペース・クリエイターズ】と出会ったのです。
【レンタルアトリエスペース・クリエイターズ】は芸能・芸術・創作関係の夢を持ち、本気でその夢で生きていくことを目指している人だけが利用を許可される場所。
そこで暮らすことになったわたしは、他の夢を目指している人達と出会い、様々な体験を積んでいきます。
これは色々な夢を持った人達が、悪戦苦闘しながらその夢を叶えていくお話。
そして一度は小説を書けなくなったわたしが、再び小説家として生きていくことを本気で目指した苦悩の日々。