抗がん剤についての説明を聞く | 乳がん闘病記

乳がん闘病記

2023年12月、乳がんと診断されました。
備忘録を兼ねて、治療の経緯や治療する中で思ったことなど書き記そうと思います。

年明け4日に腫瘍内科の先生から、抗がん剤についての説明を聞きました。

腫瘍内科なんてあるんですねー。

初めて聞きました。

 

母が乳がんになったときはまだ小さかったからか最初に手術をした後ホルモン剤を飲んだだけだったので、抗がん剤を入れるのは私たちの家族では私が初めてです。

(祖父母とかそれ以上上の人にもいたのかもしれないけど)

 

そして実は私の弟は薬剤師です。

なので、私、だんな、母、弟の4人で話を聞きに行きました。

 

診察室にわらわら4人で入っていったので、先生はびっくりしていました(そりゃそうだ)。

「すみません、大所帯で。」

「ああ、まあまあ。いいですよ。」

とお許しをいただいて、4人とも座りました。

診察室まあまあぎちぎち(^◇^;)

 

先生のお話を、記憶している範囲で書いておきます。

まずはなぜ抗がん剤治療をするのか。

検査の結果では一見転移はないとのことですが、要は花が咲いてしまったのと同じで、目には見えない(花で言えば地中ですね)ところに種(ガン)があるかもしれないので農薬(抗がん剤)をまいて根絶やしにする、とのこと。

 

抗がん剤は普通の点滴スタイルでもできるけど、今回私に使う抗がん剤はもし点滴から薬がもれて皮膚に着いた場合、最悪そこが腐ってしまうらしく(怖!!笑い泣き)そのような漏れが起こらないようにポートを埋め込ませてほしいとのこと。

 

その後は抗がん剤を打った後のことについて。

多くの人が当日と次の日は大体平気で、三日目ぐらいに「あれ?」と思うことが多いと。

(しんどい)ピークは大体4日目ぐらいかな、と言っていました。

まあでもこれは本当に個人差があるので、入れてみないと何ともわからない、と。

 

できる限り、抗がん剤に屈しない、いつも通りの生活を送ることを心掛けてほしいとも言われました。

食べれる時は何を食べてもいいので、できる限り食べて欲しい、と。

でないと新しい細胞を作る源がありませんからねえ。

そして「自分は今抗がん剤治療中で大変だから」みたいに何かと理由をつけてずぼらにならないようにと。

動けるなら、できる限り自分で動いてこないして散歩なんかして体力を減らさないようがんばってくれということでした。

 

私が入れる抗がん剤は、前期と後期というのがあるそうで、薬が違うそうです。

どちらも2週間おきに4回ずつ。

抗がん剤の副作用として打った後白血球がグーっと減るんだそうです。

それで昔は白血球が戻るのを待つために3週間おきだったらしいのですが、近年はジーラスタという白血球をぐぐーっと増やす薬ができたので、抗がん剤を入れた次の日(翌々日でも可)ジーラスタで白血球をガッと増やして白血球が減っても大丈夫なようにできるため、2週間おきでもOKになったということでした。

なので、今まで半年かかっていたものが4カ月に縮むというわけです。

「だらだらやっててもしょうがないんでね。もうできるだけ短期間でガンガン叩いた方がいいから。」

とのこと。

「あ、風邪は引かないでくださいね。白血球が減ると感染症にかかりやすくなるんで。」

引かないでって言われてもね。

私もできるだけ引きたくないですけどね。

 

「抗がん剤ね、乳がんにほんとによく効きます。中には一見わからないぐらい小さくなった人もいます。他の癌にもこれぐらい効いたらいいのになあっていつも思います。

もしなんなら時々自分で触ってみてください。別に触ったらあかんってことないんやから。自分で小さくなったのを実感したら、モチベーションにもなるからね。」

 

それから、

「それでもしなんかもらった場合なんですけどね、、、」

と、急に先生の歯切れが悪くなり、なんだかオブラートに包んだ言い方を始めたので、最初「??何の話??」と思いましたが、要はあれですね、「この水、癌に効くらしいよ!」とか言ってよくわからんものを渡されたときの話ですね。

「あんなの大抵抗がん剤と一緒に飲んでるんですよ。僕なんかが見たら【抗がん剤よー効いてんなー、よかったやん】と思うだけなんですけどね。そりゃ本当に効いてるなら僕らとっくに採用してますって。水飲んだだけで癌がなくなるならそりゃその方がいいでしょ。ただまあ水なんかだったら飲んでも問題ないかもしれないですけど、漢方とかは肝臓に影響が出る場合あるんでね。服用はやめておいてください。」

ええ、めちゃくちゃよくわかってます、肝臓に影響あるかもしれないの(急性肝炎のときに痛感)。

「もしそういうのもらったらお礼だけ言って、適当に流しておいてください。実際には服用しない方がいいでしょう。」

 

まあうちは薬剤師もいるし、母は実際自分で治療してるんで、そんな得体のしれない民間療法に手を出す人はいないのでご安心を。

 

大体ざっとこんなお話だったかと思います。

最後の最後に弟が薬剤師だということを打ち明けると先生は「ずるいー!」と言いました。

ずるいとは?何が?(^◇^;)

 

お話が終わってから弟に聞くと、前半の薬の副作用はとにかく吐き気だと言われました。

吐き気をどう乗り越えるか。

そしてなるべく食べ物を口に入れること。

けっこう味の濃い物が欲しくなる傾向にあるらしく、ラーメンなんかが無性に食べたくなるってよく聞く、とのことでした。

あんまり塩気の多いもの食べたら血圧上がりそうやし難しいところ・・・(^◇^;)

 

あ、それと脱毛。

もうこれはほぼ全員がなるので、ウイッグを用意しないといけません。

これについてはまた別途詳しく書きます。

 

どうも私がやるのはECという療法。

これ、調べてたら一番吐き気が多い薬らしいのでこれは嫌だなあと思ってたんだよなーショボーン