嘘でも夢でも良い | CROWN JEWEL2

嘘でも夢でも良い

「ホントに強いね。」




そうかな?
けど、うちにも限界ってあるよね。















できるなら結ばれたあの夜に戻りたい。

必死に打ち明けたあの時の気持ちを覚えてる?

うちは打ち明けられた時の気持ちを今でもはっきり覚えてる。

混乱した。嘘であって欲しいと願った。夢であって欲しいと願った。


もっと取り乱せばよかった。涙が枯れる程泣いてみせればよかった。約束事をもっと突き付ければよかった。



毎晩取り乱し、息さえ荒げてひたすらに待つこんな日々が来るなら……。
あの夜に今のうちの姿をそのまま写したい。

そしたら気付いてくれるかな?













未だに思うよ。

「ごめんね。実はあれ全部嘘なんだ。俺のことどれだけ好きか確認したくなっただけ。何にもないから安心して。」


お願い……、言ってよ。

頼むからさ、言ってよ。

怒らないから。


どうして現実なのよ…







心臓の辺りがギューっとなる。
病気みたいに落ちまくる。
治せるのはこの世でただ一人。








待っててと言ったあなたを信じて待つしかないのか。
あなたを信じるしか術はないのか。









汚れてくこの心のせいで、純粋で綺麗なものを見ると複雑な気持ちになる。