9月16日の午後3時頃から夜にかけて、フィリピンでは29人の死者を出した台風22号山竹(英語名MANGKUHUT(マンクフット))が広東一帯に上陸した。香港、マカオはほぼ直撃といってもよく、特に香港の被害が甚大で、続々とネットやテレビで報道がなされている。

 

中国内で上陸前にネット上にあがっていた比較。左からアメリカのフローレンス、日本の台風21号、そして今回上陸した山竹の順。史上最強の台風、として上陸前からかなりの警戒態勢だった。

 

上は衛生から撮影したもの。下の写真はギャグでネットで合成写真として事前に出回っていたもの。山竹は中国語でマンゴスチンの意であり、英語名はタイ語のマンゴスチンから来ている。

 

広州も珠江沿いで氾濫して町中川のようになったり、地下駐車場や川沿いで2.69万台の車両が浸水するなどのニュースが報道されるなどしている。台風が過ぎてから、外を歩いて一番分かりやすい被害は街路樹だった。

倒れた街路樹に潰された車。近所にて

珠江沿いの八旗二馬路で。一つ向こうの道が珠江のある沿江路だが、ここまで水が来てしまったらしい。各個人商店では商品が外に出されて掃除が進んでいた。

 

北京路南側。同じように浸水した店が店内を整理していた

北京路のメインストリートから外れた禺山路のあたり。巨木が倒れる。広州の木は根が深くはってないないらしく、このような大きな木がいたるところで倒れていた

こんな倒れ方をするのか、というぐらい一気に持っていかれている

北京路もこのありさま

自分の住んでいる部屋はというと、31階だったが、時折強い風が吹きつけるくらいでそれほど怖さや被害を感じなかった。夜中から開けた日の夕方まで断水したのが一番の被害だった...。

 

最後は香港で出回っている画像で。「香港では世紀末でも出勤します」の下は映画「アイアムレジェンド」の題名ロゴ入り。これほどの被害を出しながら笑いにできてしまうたくましさを感じさせる。