日曜日は昼の時間を少しずらして1時過ぎに近所の北京路でランチ。光明広場というモールの9階にある馴染みの烤魚店で。
烤魚や酸菜魚にする魚は自分で選べるが、中でも鮰魚という淡水魚が骨もほとんどなく、身が引き締まっていて美味しい。四川では「江団魚」と呼ばれる。
平日、週末ともに夜は行列ができて途中で魚が売り切れてしまうことが多いので、日曜日の午後が唯一安定して食べられる日なのだ。
食後、帰りに光明広場のすぐ隣にあって着々と修繕・増築工事が進んでいる大佛寺を散歩した。2010年から拡充が進められ、古い繁華街で現在は観光地である北京路周辺のランドマーク的な存在になった。
以前は今の半分以下の敷地面積しかなく、回りを別の建築物で囲まれた小さな寺だったように記憶しているが、現在では周囲の建築物が徐々に取り除かれてその威容を見せつけている。
以前は寺の前に3、4階建ての建物があって全体が見えなかった。最後の1棟が取り除かれたのは今年に入ってから
手前の広場にあるマンホールは修繕作業が行われるずっと前のもの。寺院に比べてかなり傷んでいる
歩き回るのに疲れた観光客や市民の憩いの場となっている。
少林寺が各地の廃れた寺を改修増築して文僧・武僧を派遣し、仏教文化や少林武術を伝える基地としているニュースを訳したことがある。同寺も改修・増築後は僧寮も綺麗に改築されて、多くの文僧が日々仏門の修行に励んでいるようだ。
寺では素食(精進料理)も提供している
寺を出た後は恵福路から北京路を通って帰宅。北京路観光地区の中でも茶餐廳(香港式のカフェレストラン)から粤菜(広東)、川菜(四川)に始まって、タイ、ベトナム、インドネシア、日本などの料理を提供するレストランが軒を連ね、加えて各地の小吃(軽食、一品料理)を提供する店やスイーツ店、カフェ、パン屋などを食べ歩きする人で溢れる場所だ。
年に何回か美食街というイベントを行ったり、春節に開かれる花市や広府廟会(お祭り)になると出店も出て歩けないほど人で溢れる
恵福路から北京路に出たあたり
潮楼。後ろのビルはホテルになっている。潮(chao2)には「イケてる」という意味があって、06~10年頃までは流行りの服や雑貨、小物類からキャラクターグッズなどを販売する小さなショップが所狭しと入る活気あふれた建物だったのだが…。3年経って戻ってきたらテナント代の高騰か、管理が厳しくなったのか、路面店以外のお店はお世辞にも美味しいとは言えない。看板が出ている何店舗かは既にしまっている。
潮楼を挟んだ北京路と文明路の交差点のあたり