先週土曜に深センで練習した帰り、午後3時31分発、広州行きの電車に乗車したところ、出発後数分で、深セン東駅という本来止まることのない駅の線路上に停車し、そこから動いて広州に着くまで計8時間ほど閉じ込められた。

 

 

原因は途中停車駅の常平・東莞間で発生した線路の設備故障らしい。

 

後のニュースで見たが、丁度15時半頃故障したらしく、出発時には情報が入ってきていなかったのだと思われる。

 

線路設備の故障だったので、上り下りとも動かなくなっていて、2時後半から出発した上下7、8本が線路上に停車しているはずだった。

※香港への直通列車は使用している線路が違うらしく、通り過ぎるのが見えた。

 

広州・深セン間は1時間半弱の距離なので、車内で販売しているものも少なく、あっという間に弁当類が売り切れた。客に配るような食べ物はない。「軽食を配ったりもしないのか!」「対応が悪すぎる」「故障しているなら何故出発させたのか」「退票(払い戻し)したくないだけだろう!」「トラブルが起きても客より損得を優先させるのか!」と、いきり立つ乗客が後を絶たなかった。

 

自分はというと、昼に王先生、兄弟弟子2人と百年糊涂(52度の白酒)を1本開けた後だったので、練習の疲れも重なっていい感じに糊涂(訳が分からない状態の意、出来上がっている)しており、半分くらいは寝ていた(笑)

 

今の季節、外での練習はかなりハードなので、水分補給のために常にスポーツドリンクと水1本ずつ所持していた。あとはチョコとかグミとか、列車で食べるお菓子類を買っていたのが幸いした(お菓子は低血糖対策とかではなく、単に食べたかっただけ)。

 

 

先生の動画を観たり、微信で同門と話をして5、6時間程経過したころ、自分の座っていた車両より2つ前の5号車(食堂車)で低血糖で倒れる人が出た。昼から9時まで何も飲まず食わずはさすがにきついだろう。

 

焦った乗務員による「医療関係の方はいないでしょうか?」というアナウンスが流れたあと、「平湖」という本来一つ目の停車駅まで緊急移動。

 

具合の悪くなった乗客を運ぶための移動だったのだろうが、そのあと流れた

「平湖につきました。おりたいお客様は降りて結構です。」という無責任な発言に一部の乗客が怒り心頭で立ち上がり騒ぎ出す。

 

 

更に1時間ほどしてから列車は動き出したのだが、乗務員の休憩所になっている5号車から半泣きの女性乗務員が歩いてきていたのが印象的だった。

さぞかし罵られたに違いない。

 

ニュースを見ると、他の列車では倒れる人もいれば、緊急用のドアを開けて線路に降りて帰ろうとしたりする人も出たらしい。

 

 

広州到着後は11時半になろうとしていて、1号線の地下鉄が終電ぎりぎりだったので農耕所まで乗って、そこから歩いて帰った(乗り換えする6号線は既に終わっていた)途中で桂林米粉を購入して、妻と珠江ビールを飲みながら宵夜(夜食)した。

                                                           桂林米粉イメージ。酸辣粉。ビールとよく合う。