[安徽省6日目]
合肥出身で北宋代の名臣包拯(ほうじょう 999~1062)にまつわる公園。だそうです。
公園内には、包公墓、清風閣などがあって、それなりの雰囲気のあるところでしたが、包公墓の施設そのものは新しく作られた建物などです。中国では、そのものあった古いものを再現するとか、古いものを残すとかというより、その人を祀るために新しく施設を作るという発想もあるんだと思いますが、包公墓と言いながら、近づいて見てみると、新しく作られたコンクリートの壁だったりして、まじまじと新しいものを見てたりするわけです。
でも、それが、偽物とかというわけではなく、それが作られた時代に、包公をお祀りしながらその周りの造作物を作ることそのものに意味があるのかもしれません。
いずれにせよ現代に作られた施設でありながら、古びた情景をよく再現しているな。と、思いました。
三河古鎮
江南四大古鎮の一つだそうです。明清時代の古い街並みを残した街で三つの川に挟まれているのでこの名がついているそうです。 僕らが見たのは、その観光地化されている地区ですが、現在も何万人(2万人とか3万人とかガイドさんが言っていたような)もの人が住んでいる現役の街です。
先日見た宏村もそうですが、街の至る所に「うだつ」が上がっていて、いわゆる「うだつが上がらない」という言い方がありますが、あの「うだつ」を上げるということは、それなりにステイタスだったのかなあと、想像します。ちなみに「うだつ」そのものは元来、防火壁として付けられたものだそうですが、だんだん、華美になりステイタス的になっていったのかもしれません。家の作りも、間口が狭く、奥に100メートルくらいあるような家の造りになっていて、この辺も京の町屋とかと似てるのかなあと思いました。やはり、間口な大きさで税金を取ってたからなんでしょうか。
通りを歩くだけで、その時代にタイムスリップしたようで、楽しませていただきました。