[浙江省 良渚フォーラム8日目] 12月1日
午後から良渚フォーラムの前イベント(たぶん。たぶんというのは2日がイベント本番と聞いてはいるけど、12月1日以降のスケジュールがない上に、どうやら3日もあるらしい。3日は朝6時30分にホテルを出発して空港に向かうことになっているのに、、、。まあ、出たとこ勝負で。)
ということですが、今日は5個のグループに分かれて、意見交換。今回の作品について語るのと、伝統とアートについて語るのと。他の方は主に英語で語り、中国語に翻訳。カザフスタンとかそちらの方の方はロシア語で喋って、英語と中国語の通訳があります。僕は日本語で喋って、中国語と英語に訳してくれました。
内容はまた次回。
終わった後に、中国美術学院大学の学生さんが2人質問に来てくれました。「あなたの絵は良かったので、聞きたいことがある。」って。嬉しいですね。
「何をイメージして描いているか」というようなことを聞かれて、答えました。
「僕は自分の意見や気持ちを描いているのではない。自然や世界が語ることを自分を通して、絵にして伝えているに過ぎない。自分はただのトランスレーターです。」
「また、描かれた絵は、そうやって伝えられた作者側からの世界と、今度は観る側と、二つで一つの作業をしているのです。それは共同作業なのです。」
たぶん、ちょっと難しくてわからないだろうと思ったら、すごく腑に落ちました。と、喜んでくれました。嬉しいですね。若い学生さんが、「腑に落ちた。」というのは、僕にとっても意外で嬉しかったです。
制作が終わった次の日も歩いていたら学生さんが2人来て、「絵について教えて欲しい」とのことだったので、結構若い方々が熱心ですね。みんな頑張ってます。
[浙江省 良渚フォーラム7日目] 11月30日
3日間の制作が終わって、重圧からは解放。(それについては別のレポートで。)
午前中はまず、中国美術学院美術館にて
ザオ・ウォーキーの生誕100周年の展覧会。こんなにたくさんのザオ・ウォーキーの作品を見ることは滅多にないし、かれの初期の頃からの作品を年代を追ってトータルで見られる良い展覧会でした。これを見ると、彼が何を考え、何をどうしたかったかが手に取るようにわかります。観られて良かった。
その後、船で川をくだります。
前にもリポートしたけど、あれは安徽省。こちらは浙江省。川沿いに延々と立ち並ぶビル群を見ていると頭がくらくらしてきます。船で移動している間中。高層ビル高層ビル高層ビル。ビルビルビル。バスで移動している間も、高層ビル高層ビル高層ビル。中国は凄いことになってるなとさらに実感。
その後、「胡雪岩故居」の見学。解説をしてくれている間に時間を盗むようにして4枚スケッチ。最後のスケッチの時は、スタッフの1人から、「どのくらいかかりますか?」って聞かれて、(最後になっているので、)みんなに迷惑かけるわけにもいかないから、「はいもう終わります」って慌ててバスに乗り込んだけど、15分出発しませんでした。
ぼ、ぼ、僕より遅いやつが必ず決まっている。
(また、スケッチについては後日アップします。)
ということで、今日も1日が終わりホテルで飲み会。
この間に3日間で描いたみんなの作品がスタッフの皆さんによって展示されているようです。見るのが楽しみなようでもあり、怖いようでもあり。
アリババグループのあるオフィスを見学。
エントランス入ってすぐは、凄いハイテクロビー。
で、構内を歩いていると古い街並みが。で、畑もあって、その畑の横にスターバックス。(1枚目の写真)田舎にスターバックスがあるわけではなく、古民家を利用しつつ、そこの畑も残して、昔の川と橋を残して、そこにオフィスと店や喫茶店が並んでいるという造り。バリバリの現代オフィス生活に程よく昔の生活スタイルや景観を残しながら。という感じですね。
なんか余裕(ゆとり)を感じます。