ハノイ大学 展示の様子

 

最初、上からの部屋の電気をつけていたのですが、消してみると、また、柔らかいトーンになるので、座って楽しみました。

 

襖絵なら畳の上で「座ってみる」のが普通なのですが、西洋でも、近代以前は多くの場合座って観てたと思います。教会とかでも大体礼拝の時は座ってますし、王侯貴族が絵を見るのなら、立ってる場合もありますが、座ってる場合も多かったと思いますし。

 

やっぱり近代以降、美術館で絵を並べて、歩いて観るというのが一般化したと思います。これは、たぶん貴族から一般市民に美術品が解放されて、多数の人々が鑑賞できるようになったことと裏表の関係なんではと思います。

 

でも、襖絵は座って観るものだし、通常の展示も人が少ない時は座ってみることをお勧めします。

なぜなら、よりリラックスして鑑賞できるからです。映画やコンサートや演劇など座って観るのは、そういうことだと思います。人は立っている時はある種の緊張状態にあるのと、立つことに意識を取られて、鑑賞することを妨げています。

 

ぜひ、同じ作品を座って観ることができるなら環境なら座ってみてみてください。

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