今日、新日春展の発表がありました。

 

入選の方はおめでとうございます。落選の方は残念でしたが、また、来年再チャレンジしていただければ嬉しいです。

その上で、これは僕の個人的な意見ですが、

 

現在の日展、あるいは新日春展もそうですが、

「日常生活の中で作者本人が感じたこと、思ったこと、それを素直に表現したような絵」が評価されているように思います。

 

言い換えると、「作者が生活の中で起こった出来事や見たことをどのような視点で切り取って、それをどのように工夫して表現したか。」

 

二つのステップ

1.見て感じたこと

2.それをどのように工夫して描いたか。

 

でも、まずは1の「見て感じたこと」がなければ、2のステップには行かないので、まずは、「感じること。」感じたことをスケッチしたり、文章化してまず意識化する。それが、遠回りのようですが、第一ステップのような気がします。

 

たぶんこれは、「日展が」というより、絵を描く基本のようなものではないでしょうか。

今回、落選された方も、来年はお会いできれば嬉しいです。

 

 

 

 

 

散華図(無明)117cm×60cm(50号変形)

会期:令和4年4月19日(火)~4月24日(日)

会場:東京都美術館