ときどき無性に食べたくなるもの | wu-tian blog

ときどき無性に食べたくなるもの

昨日弊社の社長のブログ で「皿祭りにされる」宣言をされてしまった武田です。(笑)



さて、今日はちょっと昔書いたことのある話題をリメイク(使い回し)してアメブロで書いちゃいます。


僕は、ときどき無性に食べたくて食べたくてしょうがなくなる食べ物があるんです。



それは・・・





羊肉串 [yang rou chuan]
ヤンロウチュアン



wu-tian blog






北京に住んでいた頃、本当によく食べてました。

羊の肉を串にさしてさまざまな香辛料をまぶし炭火で焼くウイグル地区の代表的な食べ物なんですが、これは中国全土で食べれます。

北京でも路上で違法の炭火焼屋台もたくさんあって、路上でビール飲みながらこれを食べるわけです。

(もちろん路上屋台だけでなくきちんとしたレストランでも食べれます。)




衛生的にも100%安全とはいいきれないし、北京の路上はけっして空気も良くなかったはずですが、

飲み代にそんなお金をかけられない僕らには最高のビールのお供でした。(1本8円~13円くらい)

さらにあの羊の独特の匂いと炭火の煙がかもしだすあのハーモニー(笑)


野外の安い屋台で食べるときは、小さなプラスチック椅子だけ置いてあって、そこでビール片手に皆で肩を寄せ合いながら、串が焼き上がるのを待つわけです。


wu-tian blog
違法の屋台だとこんな感じ。 決して衛生的とは言えないかもしれないけど安い。




しかし、北京の路上違法屋台で羊肉食べてると、
ときどき法律上のヤクザ中国公安が見回りにくる事があるんです。
※中国公安とは、中国の警察の事です。って書かなくてもわかりますよね(w


友達とのんびりビール飲んでると、いきなり後ろの方で

「◎▲☆#@■!!」


という大声が聞こえて

さっきまで串を焼いていた店の人が、商売道具ほったらかしで猛ダッシュで逃げるんです。



そうなると取り残された僕らは会計も出来ず、かといってその場を離れる事もできず(逃げたらなんか怪しまれるし)しばらく黙ってビールを飲み続けるわけですが、中国公安はとにかくめっちゃ怖い。

なんか棒もってるよ棒(汗)




店の人に逃げられて捕まえられないくやしさからか、炭火の台を蹴り倒したりして… (火花が思いっきり飛び散ってますけど…)

今までワイワイ楽しくのんでた客達も、公安がいる間はシーンと黙って公安があきらめて帰るのを待ってるんです。誰1人会話せず、すごく変な光景(笑)





そんな風にすぐ逃げる店員もいれば、公安が来たとたんに、僕らの座ってる席にさりげなく入ってきて

「俺は客だよ。この人達と飲んでるのさ」


って顔でビール飲み始める店員もいました。(笑

でも、そういう時は僕らも気を使って知り合いのフリしてあげるんです。

なんせ公安本当に怖いから




そんな環境の中で食べるあのくっさい羊肉串を、中国にいた頃のあの強烈な思い出と共に、たまーに無性に食べたく時があるんですね。



日本でも羊肉串食べる事は出来ますが、あの時屋台で食べてた羊肉串は、現地でないと食べれないんだと思います。


あ、なんかこんなこと書くと悪いイメージついちゃいそうですが、
きちんとしたレストランで食べる羊肉串は絶品ですよ。



ラム肉が好きな人にはオススメです!