お盆の深夜、
息子が寝て、私も寝ようと２階の寝室に行くときに息子の部屋を覗いたら、いつものようにぐっすり眠っている息子の寝顔が見えた。
安心して、寝室へ行ってスマホで映画を観ていたら、いきなりドタドタドタッと足音が聞こえて、あれ？息子がトイレに起きたのかな？それにしてもすごい足音！と思って声をかけようかな？と思った矢先、ガタガタガタッという音がして１階にいた主人の泣き声が聞こえた。え？と思って見に行ったら泣いている主人と階段から転げ落ちた息子がいた。
寝ぼけているからか、泣くわけでもなく、どこか痛がるわけでもなく、お父さんが泣いているからか、ただただビックリした様子で、この事態を飲み込めていないようだった。
私が見たときは口元が血だらけで、歯が折れたように見えた。
すかさず、どこが痛いか、歩けるか、手は動くか足は動くか、全身チェックをした。
一番のダメージはやっぱり『歯』
主人は気が動転して、
『●●（息子の名前）の歯どこいったの？
』と息子を抱えている。
もう交通事故にでも巻き込まれたようなショックで、私だって泣き崩れそうなくらいだった。
でも、夫婦で慌てて救急車を呼ぼうか？いやでもこの時期に（コロナ）…しかも、よりによってお盆休みだし
と思いながら主人がとりあえず119番に電話をして、近くの夜間救急がやっている歯科を教えてもらった。主人は、手の震えがおさまらない感じだった。私は、教えてもらった近くの夜間救急に電話をして今の状況を伝え、すぐに向かった。
3人で車に乗って、向かおうとしたとき、息子が言った一言に泣きそうになった
『●●ちゃん（私の名前）、●●（主人の名前）、心配かけてごめんね。』
え？悪いのは息子じゃない。しっかり見てあげていなかった親の責任だよ！
守ってあげられなくてこっちがごめんだよ
こんな時にも、自分のことより周りの心配するなんて。。。優しすぎる
２度と忘れないきっと
で、歯科の夜間救急で応急処置をしてもらい、
肩や太ももが痛いというので、また夜間救急のやっている整形外科を受診し、帰宅したのは、日にちを跨いで朝の4:00くらいだった。
受診した結果…
階段から落ちたときに、上の前歯を床に思いきりぶつけたようで、一本が上にずれてしまい完全に脱臼。
その両サイドの歯は衝撃によってグラつきがあり、ズレた歯を引っ張って元の位置に戻して、上の前歯４本を接着剤で固定した。
体はレントゲンを撮った結果、骨折とかもなく問題ないようだったので良かった。
矯正を始めようとしていた矢先の出来事だったし、かなりのショック
でも、頭を打ったり、どこか骨折したりしなかったことは、不幸中の幸いかなとも思う。
ただただ側にいることしかできなかった…
何時間も痛いとも文句一つ言わずに、よく頑張ったと思う！偉かった！！！
あれからもう少しで一ヶ月が経つ。
ブログも書く気になれなかった。
本人は、何事もなかったかのようにすごく元気になった。まだ前歯は固定中で、今後どんな治療が必要なのかはまだわからないけど、左半身を打撲した体は、もう元通り。何か心に傷を負ったり、トラウマになったりもなくて本当に良かった
親のほうがトラウマになったかも