私は、姪と同じくらいの年齢の頃イギリス留学を夢見て、学校に通いながらもアルバイトを掛け持ちして費用を貯めていた。ただ、貯金の目標金額達成目前で主人と知り合い、息子を身ごもり、夢は実現できなかった。もちろん今の人生に全く不満などない。それどころかそれ以上に得たものは大きいと思う。
だからこそ、姪には今の環境がどれだけ恵まれているのかを自覚してほしいと願う。
異国の地に来て、親戚がいる。住む家が用意されている。自分の部屋がある。送迎してくれる。黙っていてもご飯が出てくる。食後の洗い物も掃除も洗濯も全部やってくれる。言葉に困ったらおじさん(主人)が助けてくれる。
普通の留学じゃこんな生活あり得ない。
なのに、これだけ尽くしてても高額の化粧品を買い込んでいたり、📱でテレビを見るかゲームするか、友達と長電話。全く勉強していない様子を目にするとやるせない思いになる。どんなに意地悪な気持ちが込み上げても、結局は主人の身内であり、私の身内。
彼女のお世話を放棄することはできない。
意地悪な私と放棄できない私の狭間で毎度葛藤。
そんな中、本日不動産会社から審査通過の連絡がきた。来週末には姪の独り暮らしが始まる予定。
たくさん苦労して頑張ってほしい
