予想もしない結果がでたときには、
この机から窓の外を眺めます。

学生が行き交う昼下がりの中庭が、
部屋の明かりがまばらに漏れる銀色の校舎が、
繰り返される科学の営みと混ざり合って、
どこまでも世界を広げていきます。

半地下の研究室に景色の見える窓はありませんが、
窓を思うだけで広がる世界とつながることに、
いつだったかこの場所で気が付きました。


次回は「ゆうゆ」さんです。

苔玉