こんにちは!
歯科医師&栄養睡眠カウンセラーの杉本です。
今日は【コレステロールが高い理由】について、
ちょっと意外なお話をしたいと思います。
食事を見直しても、なぜかコレステロールが下がらない…
「甘いものは控えてるし、運動もしてる」
「卵とかコレステロールが高いものは控えてる」
それなのに健康診断の結果は、コレステロール値が高い…
どうして?
実はその背景に、
甲状腺機能の低下が隠れている可能性があります。
コレステロールのほとんどは“胆汁酸”の生成に使われる
悪玉コレステロールという言葉が浸透してしまい、コレステロールは「悪者」といイメージが定着してしまっていますが、
実は私たちの体にとってなくてはならないものなんです。
コレステロールは女性ホルモンや細胞膜の材料、ビタミンDの材料になったりしますが、
実はその約8割は「胆汁酸」を作る材料として使われています。
胆汁酸は肝臓で生成され胆嚢で貯蔵された後、小腸に排出され脂肪の消化・吸収を助ける大切な消化液です。
油っこいものが苦手になったという人は、この胆汁の分泌が低下しているのかもしれません。
胆汁酸のコントロール役は「甲状腺ホルモン」
そしてここからが今日のポイント!
胆汁酸がしっかり分泌されるかどうかは、
「甲状腺ホルモン」が鍵を握っています。
甲状腺という組織で生成される甲状腺ホルモンには、
・胆汁の流れを良くする
・肝臓でのコレステロール代謝を活性化させる
といった働きがあります。
甲状腺機能が低下するとどうなる?
甲状腺の機能が低下すると、コレステロールが胆汁に変化されなくなります。
その結果、コレステロールが使われずに余ってしまい、
血中のコレステロール値が上昇してしまいます。
現在では、コレステロールの大半は体内で生成されるため、
食べ物による影響は非常に少ないことがわかっています。
(ただし、遺伝的な要因でコレステロールが高くなりやすい場合もあり、その場合は注意が必要です。)
甲状腺機能の低下、こんなサインありませんか?
✅ 朝起きるのがつらい
✅ なんとなく疲れが抜けない
✅ 手足が冷える
✅ 髪の毛が抜けやすい
✅ 便秘がち
✅ 月経のリズムが乱れてきた
これらはすべて、
甲状腺機能低下のサインの可能性があります。
甲状腺は体の代謝をコントロールしているため、機能低下は慢性疲労や肥満に繋がります。
コレステロールを“根本から”見直そう
コレステロールが高いからといって、
すぐに食事制限や薬に頼る前に…
「なぜ体内に溜まっているのか?」
その原因を体の内側から見ていくことがとても大切です。
まとめ
- コレステロールの多くは胆汁酸として使用される
- その胆汁酸の分泌をコントロールしているのは「甲状腺ホルモン」
- 甲状腺の機能低下があると、甲状腺ホルモンの分泌が少なくなり、コレステロール値が高くなる
- 食事だけでは解決できない場合は、身体の中の根本原因を見直してみよう