人の眠気に関する研究は
以前から進められてきましたが、
近年眠気の実体が解明されつつあります
その中で有力な候補として
『睡眠圧』
があります
睡眠圧は睡眠の欲求の強さですが、
その圧力は
【アデノシン】
という脳内の物質が関係しています。
人が日中活動するときに、
細胞内エネルギー源である『ATP』（アデノシン三リン酸）を使います。
ATPが使われたあと、その副産物として、
アデノシンが発生します。
それが蓄積し、脳の「側坐核」にある『アデノシン受容体』に結合することで睡眠圧が高まっていきます。
このようにして、人は日中に体を動かしたり、頭を働かせたりしてエネルギーを消費することで、
夜、眠気を感じ眠りにつくのです
今日はいつもより体を動かした、とか、
頭を使ったなー、なんて時は、
疲れて早く寝床につきたくなることもありますよね。
日中の活動量を増やすことが、
その日の睡眠の質に良い影響を与えることは明らかです
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