糖質とは…
私たちは、体を動かすエネルギーを
三大栄養素（タンパク質、脂質、炭水化物）から得ています。
その中の炭水化物から食物繊維を引いたものが
糖質です。
糖質を体内で代謝して、
ブドウ糖という形でエネルギーとして利用しています。
そんな糖質も過剰になれば様々な問題を起こします
①余った糖が脂肪になる
食べた糖分は、ホルモンの働きで
筋肉や肝臓、細胞に入りこみ
エネルギーとして使われたり
貯蔵されたりしますが、
その量に限界があり、
しかも少ないので、すぐ余ります。
余った糖分は、中性脂肪となり
貯蔵される、つまり
太ります
②インスリン抵抗性を起こす
インスリンは血糖値を下げる
ホルモンですが、実は摂取した糖質を
細胞に入れ込む役割を果たします。
そのインスリンに対する反応が
糖質を摂りすぎると鈍ります。
それがインスリン抵抗性です。
インスリン抵抗性があると、
血糖値がすぐに下がらない分、
インスリンが必要以上に出過ぎて
一気に低血糖になり、
様々な不調が起こります。
③AGEsが生成される
『AGEs』は『終末糖化産物』
と言われ、血液中の余分な糖分と
タンパク質や脂質と結合し
生成されます。
この現象は『糖化』とも、
『血液の焦げ』とも言われます。
体内でAGEsが生成されると、
皮膚のシワやたるみ、肌色の変化、
全身の炎症や疲労感、
血管や細胞、DNAへのダメージなど
老化のプロセスを進めます。
④腸内環境の悪化
腸内の悪玉菌は
糖質を餌にして繁殖します
腸内環境が乱れれば、
便秘や下痢はもちろん、
免疫力の低下、アレルギーの惹起、
肌荒れ、口内炎など
あらゆる病気の原因となります
また腸内環境が悪化すれば、
栄養素の吸収もうまくいきません
腸内細菌によって私たちの体調や、
思考まで影響するのです
⑤虫歯や歯周病が発生する
口の中には約１億匹の細菌がいるとされ、
その代表的な悪玉菌が
虫歯菌と歯周病菌です
虫歯菌は、
糖質を原料にして『酸』を発生し、
その酸で歯の表面を溶かしていきます。
そのまま穴まで空いた状態が虫歯です
また糖質を摂って体が炎症しやすい状態は
歯周病を悪化させたり、
歯周病にかかった歯茎からは、
前述のAGEsが検出されることがわかっており、
悪循環が起こります
糖質のコントロールは
私たちの健康を左右します
糖質は私たちにとって
エネルギー源となる反面、
数多くの悪影響を及ぼす事がわかっています。
農耕が始まる以前の人類は、
糖質をほとんど食べていなかったので、
人類のDNAはまだその頃の状態に
最適化されています。
現代人は糖質に囲まれている上、
DNAがまだ多量の糖質についていけてないのです
糖質制限するなら…
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