タンパク質の摂取は、
健康を維持するために重要であることは皆さんご存知かと思います
では、タンパク質はとにかく摂れば良いのでしょうか
人の身体では、
タンパク質をアミノ酸に分解（異化）したり、
アミノ酸からタンパク質を合成（同化）したりして、
タンパク質代謝が行われています
タンパク質は身体の機能のために必要な栄養素です
ただ、タンパク質はアミノ酸に分解されたあと、その振る舞いは、
身体の状態によって異なります
タンパク質・アミノ酸は、ホルモンや神経伝達物質の材料になったり、筋肉の材料になりますが、
もし、身体が低血糖の状態になると、
グルコースの産生（糖新生）にアミノ酸が使われます。
また一方、
他の三大栄養素（糖質、脂質）からのエネルギー（ATP）産生が十分で無い場合は、
アミノ酸がATP産生に使われてしまいます
タンパク質を摂取しても、これらの条件が満たされていなければ、タンパク質は本来の役割を果たすことができません
血糖値スパイク
（急激な高血糖のあとの急激な血糖値の低下）を起こさない、
（急激な高血糖のあとの急激な血糖値の低下）を起こさない、
良好な血糖値のコントロール（インスリン抵抗性の改善）、
特に脂質からの十分なエネルギー産生ができるような食生活、ビタミンB群を始めとした栄養素の摂取が、
タンパク質を有効に利用し、
身体の機能、ホメオスタシスを取り戻す上で、
重要といえます