彼女が出て来ました
流石に卒業以来
ん10年振り
彼女じゃないかもと思うくらいの変貌ぶり
イヤいやこちらもね
旧姓を名乗ると
やや間があって
えっ⁉️
フルネームで問いかけてくる。
「〇〇木〇〇子?」
「そう私、私。」
「えっ〜⁉️どうしたと?」
そりゃビックリよね
突然だもの
博多に帰ったいきさつを話し
姉と近くで会う予定で
時間があまりないので
家だけでも確かめておこうとしていたのよ
「えっ〜⁉️電話して来てくれたら準備していたのに
でも上がって、上がって、
散らかっとうけど上がり上がりぃ(博多弁)
少しでいいけん」と
相変わらずの良い人ぶり
「本当に連絡してくれたら良かったとに
散らかり放題やん」
「いや、かえって落ち着くよ。」
ごめんね、電話番号も分からんし
葉書出して会いにくるのも、
なんかねーと笑いあった
それから怒涛の如く話すはなす
転校生だったから博多弁が完璧ではない私の口から
自分でも驚くほどドンドン博多弁が出てくる
時間がないので猛スピードで
「携帯持ってないっちゃん
家の中は昭和のままだし。電話も昔の黒いの」
「いや、なんかほっとして落ち着く」
お部屋はこぎれいで
お仏壇とコタツがあり
可愛いぬいぐるみがいっぱいあった
鉢植えの植物は
どれも生き生きして我が家とは大違い
彼女から既に亡くなった同級生の話なんか聞いていると、
不器用で飾らない彼女がよくここまで自力で生きてきたと感無量
お父さんは文系の先生だったのに
彼女は全く出来なくてソレをネタにみんなを笑わせてくれた
でもどういう訳か理数の才があり、
高校でも
頭幾つも抜けて数学ができた
大学卒業後
地元の企業に勤めて
でも結局は塾の数学講師として
才能を発揮して長い間生きて来たんだねー
私は嬉しい!
きっと色々あっただろうけど
ここまでよく頑張ってきたね
あなたがあなたのままなのが
尚更嬉しい
唐突に
彼女が50センチ程の透明ケースを指して言う
「その亀何歳だと思う?」
目をこらすと
透明のケースに20数センチの亀がいた
分からないけど
当てちゃまずいし
「10才くらい?」と答える
「ブブー
55才でした
そう学生時代にいた
あの亀」
ええっ〜⁉️
そう言えば亀🐢が昔から大好きだったよね
可愛いがっていたもんね。
お家に遊びに行った時
途中小高くなった空き地で
地面に這いつくばっている人に
声をかけられた
それは亀のエサをとってる彼女だった
忘れたけどミミズだったか
長いので続きます