栄枯盛衰
エイコセイスイ



栄枯は草木が茂ることと枯れること
盛衰は栄えることと衰退すること
繁栄と衰亡は交互にやって来る
その様な世の習いのことをいう



似たようなものに
生者必滅=生あるものは必ず死ぬ
盛者必衰=盛んなるものは必ず衰える
とある




平家物語の冒頭にこの様にある

「祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色
盛者必衰の理をあらはす
おごれる人も久しからず」
唯春の夜の夢のごとし
たけき者も遂にはほろびぬ
偏に風の前の塵におなじ」


先人の知恵
和が事と受け入れて耳を傾けてみよう


歴史の上で同じようなことが
述べられていることは沢山ある


多くの失敗と反省の歴史



同じ轍を踏まないよう
バトンを受け取り前に進もう





栄枯盛衰
栄えるときもあれば衰退することもある


常に上手く行き続けることはない

価値観によって「上手くいく」
というものの内容、受け取りかたは変化していく


逆に言えば
分かっているなら
出来ることがある


衰退することが分かっているなら
そんな時は助けてくれる仲間を作れば良い


一人で考えると
栄枯盛衰は孤独な小我の道だが
時を共にする仲間がいれば
それは喜びも苦しみも共有し合える大河の道となる