"M / Princess Princess"

日本で最も商業的に成功した、ガールズロックバンド。1983年〜1996年。再結成2012年〜2016年活動。通称プリプリ。

私の記憶では、それ以前のガールズバンドはSHOW-YAという、ハードロックバンドがあった。
個人的には、リットーミュージックのドラムマガジンで、必ず双方のドラマー(角田美喜、Mの作曲者でもある富田京子)は、毎号、脚光を浴びていたので、よくドラムスタイルを研究させてもらった存在だった。
どちらのBandも、テクニカルな面で定評はあるが、プリプリのメロディーラインのキャッチーさ、アイドル性に寄ったファッションスタイルが、より多くのファン層を取り入れ、ヒット曲を連発。圧倒的な支持を得て、ガールズバンドのパイオニア的存在となった。

私の高校時代には、軽音の先輩、後輩はほとんど誰もがカバーするほどの人気ぶりだった。

19 Growing Up
Diamonds
世界で一番熱い夏
M

これらの曲を聴くと、当時へタイムスリップするような、私にとっては胸キュン(笑)なナンバーなのである。特に、ロックバンドの中のバラード曲『M』は、尚更なのである。

さて、前置きが長くなったが、AYUKA ちゃんの動画説明文にある通り、あゆママによると、「練習中です。弾きながら歌うって、なかなか難しいですね。余裕ないです。」とあるように、ピアノに苦戦するAYUKA ちゃんの様子が、ほんの少し、若干見てとれる。ただし、私からすると、全然、心地よく聴いていられる許容範囲内であるし、むしろピアノもすごくいいのだが。

ぜひ、本家の弾き語りと聴き比べをして欲しい。


私のシロウト目線からして、このピアノはかなり難しい。

まず、運指の移動が多く、単純に忙しい ということ。
それとこの曲は、トリプレッツ(3連符)の曲。
2打目を抜かすシャッフルの跳ねたリズムと、3連をしっかり打鍵する3拍子のリズムの、ちょうど中間的なノリを必要とされること。いわゆるハーフタイムシャッフルに近い。

ドラム🥁でいうと、2打目をピアノか、ピアニシモで捉えて、しっかりとゴーストノートを入れることで解決できる。
ピアノの場合、演奏(運指)としてはシャフルで、しかし3拍子を感じつつとなると、なかなか難しい。

(※ゴーストノート、シャッフル、ハーフタイムシャッフルに関しては、テンポは違えど、TOTOの伝説的な名(故)ドラマー、Jeff Porcaroを参考に。)


弾き語りになると、それに歌が加わる。
 しかも3拍子に合わせたリズミカルな歌ではなく、スラーやタイで、いくつかの音を滑らかに、抑揚をつけながら歌うバラード。そして気持ちを込めなければ、意味がない。
かなりの難易度だといえる。

その点、この曲の作曲者でもあり、歌い手である本家でも、歌の時には、単純にコード弾きで、バッキングに徹したりしているので、歌に集中するという意味でも、ピアノを簡素化する方が得策なのかもしれない。(それだけ難しいということ)

AYUKA ちゃんの場合、歌に関しては、まぁ、、文句のつけようがない。
賛否両論あるかもしれないが、私的には、本家より断然、AYUKA ちゃんの歌、が好きだし、声が心に染み込む。
それは、彼女の声質、人柄からくるものだろうし、個人的にひいき目に見ているから、ということもあるのだろう。

そうかもしれないが、実は、私に共感してくれる方も少なからずいるのではないか、、と密かに(おおいに)期待している!!