松明は自分の手で | 再就職支援コーチ/好きを大切に ビジネスコーチ/ライフコーチ

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自分らしく、やりたいこと、好きなことを実現する!あなたの根幹にアプローチして、自分らしく幸せに輝いて生きる方向を一緒に見つけていきましょう!不安を勇気に変え、自分の人生を輝いて生きるための方法を書いています。

こんばんは。コーチャルタント梶です。

絶版になっていたと思っていた「松明は自分の手で」

新書であったので、則購入しました!

著者藤沢武夫氏は本田宗一郎と二人三脚で世界の

HONDAにしていった副社長です。

技術の本田、経営の藤沢と言われ、この2人がホンダの

創業者になります。ソニーで言えば、井深氏と盛田氏に

なりますね。

輝きコミュニケーション コーチャルタント梶 博幸の 「無限~可能性の彼方へ~」


2輪の生産時に代理店開拓を迫られ、

既存の代理店だけではなく、藤沢氏は全国にある5万件近くの

自転車屋に手紙を送り、新たな販路を切り開きました。

当時はそんなことを考える人がいなく、藤沢さんの

アイディアでHONDAの2輪販売が成長していきました。

藤沢さんが考えていたことは、

「経営の経の字はタテ糸だ、タテ糸は動かずにずっと通っている。

営の字は横糸になるでしょう。タテ糸が動かず通っているから、

初めて
ヨコ糸は自由自在に動くわけです。1本の太い筋は通っていて

、しかも状況に応じて自在に動ける、これが経営であると思う」

ということを藤沢氏は言っています。

これ、凄い深いな~と思いましたね。

人として考えても、タテ糸という軸がしっかりとあるからこそ、

ヨコ糸という行動が自由自在になり活きてくるのでしょうね。


昭和28年頃には従業員が2000人ぐらいになり、その頃は

組織というより、むしろ道場だったそうです。

当時、課長や部長という細かな組織をあえてつくらず、

藤沢氏は「細かに部長だの課長だのつくったら、

後から入ってくる優秀な人が伸びられませんからね」と

言ってしばらくは見守っていたそうです。

これは、500人なっても1000人になっても同じだと言っています。

昨日入った人間が今日は親方ヅラしていたりで権限の取りっこを

しているようで、そのうちに秩序というものが出来てきて、

伸びるものは伸びてくるそうです。

豊臣秀吉が若かりし頃にこれと同じような手法で寄せ集め集団を

短期間でまとめあげて戦に勝ったのと似ていますね。

この考え方の延長に、藤沢氏は役員部屋をつくり、次の後継者を

育てあげることに成功し、HONDAのDNAを継承していることに

つながっているのでしょう。

この時の手法、考え方がまさにコーチングでした。

役員は現場にいてはダメだ。もっと、これからのことを広い視野で

且つ世の中に貢献していくためを伝えたかったのだと思います。

藤沢氏は本田社長に「こんな感じのバイクをつくれないか」、

「このようなコンセプトで車をつくれないか」と何度もリクエスト

したらしいですね。その都度、本田社長からは「そんなの無理だ。

お前さんに技術のことを言ってもわからんけどな…」と言われながらも

しつこく言い続けたそうです。そして、ある日、本田社長から呼び出され

研究所に行ってみると、リクエストに応えられた製品が出来ているということが

何度もあったそうです。

このようなことをみても、2人の信頼関係は強く、その絆が出来上がったのは、

創業当初に明け方まで、何度となく語り合ったことにあります。

このコミュケーションの積み重ねを経て

会社のタテ糸が出来上がり、世界のHONDAが創られたのだと

思います。

この本には経営など、様々な要素を含めれています。

この本を読んで、考え方の視野が広がりましたね!

いい本に出会えました!!!

人、もの、金の付き合い方を知りたい方はぜひ、一読を

お薦めします。