こんばんは。コーチャルタント梶です。
今日は「ホンダの価値観」を読み終えましたので
皆さんのご紹介します。
現ホンダの伊東社長の記事が日経ビジネスに
載っており、「ホンダのフィロソフィー(哲学)を学ぶために
ホンダ関連の著書を読みあさっている」というような記事を
書かれていた本だったので、購入しました。
創業者の本田宗一郎氏、藤澤武夫氏の理念がわかり
やすく、書かれている1冊です。
例えば、不動産には絶対に手をださないとか、本業以外の
ことにはどんなに利益をだしていても、やらなかったそうです。
やることよりもやらないことをはっきり、シンプルに決めていたのが
よくわかります。
そして、何よりも車をつくる仕事は命に関わる仕事になります。
両氏は青山の本社ビルの設計段階で1つずつ、指示をしました。
本田宗一郎氏は「ビルをガラス張りのビルにしない、地震が起きた
時に通行人に硝子の割れた破片がささったら大変」ということで
このようなことを言ったそうで、藤澤氏は「建物の中の非常階段は
広くつくりなさい」と。
つまり、車だけではなく、常に安全という意識をしていて自動車をおりても
このようなことを考えています。
この辺でも尋常ではない、意識の持ち方だな~と思ってしまいます。
常に相手を喜ばすことを考えていたとのことで、エンタテインメントの
持ち主でもあるな~と感じました。
「他人を喜ばすことが常に出来れば、企業として成功出来る」ことと
言っていましたが、まさにその通りですが、それがいつの間にか
他人を喜ばすことから、自分を喜ばすことになっていることって
よくあることだと反省してしまいますね。
本田氏、藤澤氏はリーダーシップという意味でも優れた能力の持ち主でした。
藤澤氏はブラジル現地法人を設立する前にサンパウロに行きました。
そして、当時の現地の若い社員はビックリしました。
藤澤氏は「会社が出来る前に、自分が来て、見た、という事実があれば
この事業所の設立が失敗になった時に、私の責任だと言えるからだ」と
言ったそうです。こんなこと、大役員に言われたら、メチャメチャ、
しびれますね!
成功するしか、考えなくなりますよね(笑)。
私はこの本を読んで、ますますホンダが好きになりました!
これでホンダの本は5冊目ですかね~(笑)。
ホンダのフィロソフィー(哲学)が素晴らしいから、今の時代でも
利益をきちっと出せているのではないでしょうか。
この本、ホンダの歴史を知りたい方には大変面白い本でしたよ!!!