16時の朝焼け

みんなは夕焼け

ふと子供の時の記憶の引き出しが開いて

まるであのころの朝焼け


昨日の酒がまだ体に残る

それに寝惚けている

それでも四限が終わる頃と考える余裕はあって


16時の朝焼けの中にふと君を思い出し

君に私を残せないのは

この頃、爪を深く切りすぎてしまうせいでしょうか


深夜徘徊、見慣れた街並みは壟断

少しの間、私だけの街になる


モノクロ、灰皿に似た空、煩い月明かり、堂々と佇む雲


街灯の明かりが私のキャンパスの足手まといで

足を引っ張る街灯のせいか

いつぞやの朝焼けに似た夕焼けを思い出し

悴んだ手でぽけっと、イヤフォンから銀杏を流す


自然公園にある丁寧に手入れされた人工の自然

彼らの自然に私は温もりすら感じれず寒さで葉が落ちる

枯れ落ち葉に銀杏の黄色い落ち葉が重なる

どこか夜空に似ている


夜明け前、遊んだ記憶も薄れた寂しい公園の遊具横

今はもう、遊べず煙草を蒸かすことしか出来なくて


幾度も懲りずに何かを求め街に出る

何かはある


でも私の求める何かはなくて