盛岡市の盛岡調理師専門学校(山村三夫校長、生徒77人)は17日、西洋料理実習の一環で氷の彫刻を行った。同校の講師たちがデッサンしたハクチョウやハトなど4体を生徒の協力も得て制作。力の要る作業に汗だくとなり、完成した氷の芸術に涼を感じていた。
同校では、料理を引き立たせたりパーティーの雰囲気を醸し出したりする氷彫刻の技を重視し、実習に組み入れている。12年前から同校講師や卒業生が考案したデッサンを、夏に制作している。
同日は、氷彫刻コンクールに出場したこともある狩野美紀雄非常勤講師らがデッサンしたハト、ハクチョウ、タカと熱帯魚のエンゼルフィッシュの制作に挑んだ。同校の前庭に重さ135キロ、長さ1メートルを超える氷柱4個が用意され、講師たちがチェーンソーやのみで氷を削り、形を整えていった。
生徒たちも手伝い、ハトの羽部分などを仕上げていた。板倉健一さん(19)=花巻市東和町=は「対のハトが左右対称となることに気を使った。氷の彫刻は初めてで、時間との勝負だなと思った」と語り、仕上がりには満足そうだった。
多くの生徒が見守る中、1時間余りで4体とも完成させ、前庭に解けるまで展示した。
出典:岩手日日新聞