部品の寄せ集め | ウズブロイェニエのブログ

ウズブロイェニエのブログ

ほのぼのやってマス♫



部品の寄せ集め(1968年)

監督 アンジェイ・ワイダ
出演 ボグミウ・コビエラ
   リシャルド・フィリプスキ
   イェジー・ゼルニク
**兄弟でレーサーチームを組む、リシャルドとトマス。リシャルドが運転しトマスがナヴィを努めて挑んだ大会で大クラッシュをしてしまいリシャルドは死亡。大怪我をおったトマスはリシャルドの臓器を移植することでなんとか一命をとりとめた**


30分ちょっとの短いドラマ。原作は『ソラリスの陽のもとに』のS・レムなので一応SF。 ワイダと言えば長編映画や舞台の演出などは有名だが何本かテレビ用のドラマもとっている。どうしてもTVドラマなので、制作費も対してかかっていないようで、挿絵やら映画製作では使わないような事もやっている。が、以外と面白い。


そもそも、レムのストーリー自体が面白いのもある。
死亡した兄の体の半分近くを移植して弟が生き延びたので保険は全額払わないと保険会社にごねられたり、女性の体を移植した後はオカマの様になったり、犬まで移植されてしまったりといった内容がテンポ良く進む。そして、オチでもニンマリ出来る。
そんな主人公をユーモアたっぷりに演じたコビエラという役者さんもなかなか良い。この人もともと、Zツィブルスキとグダンスクでパントマイムの劇団などをやっていたらしく『灰とダイヤモンド』でも共演してる。インパクトはあったけどまだ他の作品はあまり見た事が無い。
『灰と~』ではマチェク役のツィブルスキの人気、知名度が爆発したかもしれないが、ドレヴノフスキを演じたこの人の存在も同じくらい大きかったように思える。


パーティーを破壊したこのシーンを筆頭にこの人はかなり異才を放っていた。
残念ながらこの人も若くして事故によってキャリアに幕を閉じてしまった。67年にツィブルスキが死に、翌年にワイダが監督したオマージュ的な『すべて売り物』に出演。なんとその翌年にはコビエラまでも。ポーランド映画界には大きな痛手だったであろう。