乱れ雲 | ウズブロイェニエのブログ

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ほのぼのやってマス♫

乱れ雲(1967年)

監督 成瀬巳喜男
出演 加山雄三
   司葉子
   草笛光子
   森光子

**通商産業省に勤める江田宏は、アメリカへの就任を妻由美子と祝って間もなくして、交通事故により帰らぬ人となった。江田を轢いてしまった貿易会社に勤める三島は、裁判で無罪になったのにも関わらず、毎月示談金を由美子のもとへ支払い誠意を見せるが、会社では、上司の娘との婚約は破棄され青森へ左遷されてしまう。由美子は江田家から籍を抜かれ、実家の十和田湖畔の旅館へ身を寄せることになった**

『乱れる』に続き加山雄三主演の禁断の愛。案の定、加山の役柄は殆ど同じような性格の人物。しかも『乱れ雲』では事故の加害者と遺族というかなりありえない設定になっていてハードルも上がっている。そんなありえない設定でも加山雄三という特異な個性の持ち主をうまく起用しているのでなぜか納得して観れてしまった。爽やかで、恐ろしく実直で、どこか少年ぽさの残る姿。加山雄三の他にこの役を演じることが出来る役者さんがいるだろうか??全く想像がつかない。
不可能だと思われる人間の感情の変化に対する可能性と、映画というフィクションの世界への可能性が充分に楽しめた。
綺麗な女優さんがわりと多く出演しているなかで、司葉子はやはり光っていた.そして、浦辺粂子も専売特許とも思える母親役で、短い時間ながらも存在感が絶大だった。メロドラマ風エンターテイメント作品。さすが成瀬。ラストもすっきり。