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邪神を倒し 平和を取り戻した
主人公たちは それぞれの故郷へ戻り
おだやかな日々を過ごすこととなった。
そんな ある日……。
ベロニカ：よっ 主人公。
元気してた？
セーニャ：ごぶさたしております。主人公さま。
こうして お会いするのは
邪神ニズゼルファとの戦い以来ですわね。
ベロニカ：ふふん。今日は 邪神討伐の目的を果たし
生活にハリを失った アンタのために
いい話を持ってきてあげたわ。
セーニャ：主人公さまは 覚えておいでですか？
邪神を封印した後 賢者セニカさまが
勇者のつるぎを 大樹に奉納したことを。
セーニャ：その 勇者のつるぎは
ロトゼタシアの希望の象徴……。
セーニャ：私たちも セニカさまに ならい
勇者のつるぎを 命の大樹に
納めたほうが よいと思ったのです。
ベロニカ：まあ 世界の命運を握る 勇者のつるぎを
ズボラなアンタに預けとくのは しのびないから
大樹に 管理してもらおうってワケよ。
……というわけで どう 主人公？
命の大樹までの 短い時間だけど
もう一度 あたしたちと旅に出てみない？
ベロニカ：ふふん そうこなくっちゃね。
それじゃ あたしたち ここにいるから
準備ができたら 声かけてくれる？
セーニャ：短い旅とはいえ 命の大樹に向かったら
しばらく 村に帰ってこれませんわ。
戦いの準備などは 不要ですが
イシの村の皆さまに あいさつを済ませ
旅に出る 心の準備だけ お願いしますね。
ベロニカ：主人公 命の大樹に行く 準備はできた？
村のみんなへの あいさつは済んだみたいね。
じゃあ さっそく 勇者のつるぎを返しに
命の大樹へ 行きましょう。
主人公は ベロニカとセーニャと共に
命の大樹へ 向かった。
ベロニカ：ここに来ると いろいろなことを思いだすわね。
いまだに信じられないわ。この 大樹の魂に
無限のチカラが 秘められているなんて……。
セーニャ：はじめに 光ありき……。
神話の一節によれば
もともと この世界は 闇におおわれた
死の大地だったと言われています。
そこに 命の大樹の光が降りそそぎ
緑豊かな 美しい世界……
ロトゼタシアが生まれたそうですわ。
ここは 私たちの……
命のふるさと なのかもしれませんね。
さあ 主人公さま。
勇者のつるぎを 大樹の魂へ……。
聖竜：ようやく会えましたね
光の子らよ
私は 命の大樹の もうひとつの姿……
かつて 聖竜と呼ばれていた者
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