今日の1冊 ~丸山バージョン~
- スペシャルオリンピックス (集英社新書)/遠藤 雅子
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スペシャルオリンピックス(以下SO)って、皆さんご存知ですか?
パラリンピックとは違います。
パラリンピックは<身体障害者の大会>
スペシャルオリンピックスは<知的障害者の大会>
そんなのあったの?!と驚かれる方もいるかと思います。
余談ですが、デフリンピック(聴覚障害者の大会)なんていうのもあるんですよ♪
では、目次
①この本を選んだ経緯
②SOの名前に隠された秘密
③SOの知られざる始まり
④SOの感動的特長
⑤おわりに。。
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①この本を読んだ経緯
私は障害者スポーツに興味を持っています。
そのきっかけは、小学校6年生のときに出場したオーストラリアの水泳の試合にあります。
なぜか会場にはたくさんの障害者の方がいました。
片足がない人、片腕がない人、目が見えない人・・・
12歳の私はその状況にびっくり。
そして、彼らが健常者と同じようにレースを展開しているのを見て、更にビックリ。
当時の日本では滅多に見られない光景でした。
それから8年の月日が経ち、私は早稲田のスポーツ科学部に入学。
ある授業で知りました。
オリンピック憲章の中に、
「あらゆる差別をなくし、人権を守る」
という条文が掲げられているということを。
<あらゆる差別>には色々なものが含まれると思います。
男女差別、人種差別、民族差別・・・
黒人選手に対する差別問題は過去に多々ありました。
競泳競技に限っては、黒人選手がほとんど出場していないという状況が、つい最近まで続いていたほどです。
そして私は思いました。
健常者スポーツと障害者スポーツの間にも溝がある、と。
少なくとも、今の日本ではまだまだ障害者スポーツに対する理解や認知が低いのではないでしょうか。
オリンピック憲章の中でスポーツをする権利が誰にも保障されているのに、その権利を奪われている人たちがいるということは、どこか矛盾していますよね。
その矛盾を解消させるべく、今回障害者スポーツの一つであるスペシャルオリンピックスについてご紹介させていただきたいと思います☆
②SOの名前の隠された秘密!
まず始めに、皆さんにお聞きします。
<スペシャルオリンピックス>と聞いて、何か違和感ありませんか?
スペシャルオリンピック【ス】
もうおわかりですよね?
【ス】です。
なぜでしょう?
なぜだと思います?
答えは、
<ひ・み・つ>
っていうのは冗談で・・笑
一応、複数系を表しているとだけお答えします。
正しい答えは、NPO法人スペシャルオリンピックスのHP 中、「スペシャルオリンピックスとは」をご参照ください☆
③SOの驚くべき始まり!
簡単に説明します。
実はあまり知られていないのですが、故ケネディ大統領の年子の妹、ローズマリーが知的障害者だったのです。
そしてもう一人の妹、ユーニス・ケネディー・シュライバーが姉ローズマリーのために研究した結果、知的障害の症状緩和にはスポーツが有効であると確信したのです。
そして、そんな彼女と同じような境遇の人々に、スポーツをする機会を提供しようとしたことがSOのはじまりとなったのです。
ケネディ大統領が絡んでいたなんて、これは驚きですよね!
④SOの特徴
様々あるのですが、特に強調したいものが一つあります。
<競技したすべての参加者が表彰される>
これは他のどの公式スポーツ大会にも存在しない特徴ではないでしょうか。
上位3名にメダルが授与されるのは当然ながら、4位以下のアスリートにもリボン賞というものが与えられるのです(SOでは選手のことをアスリートと呼びます)。
SOはアスリートに対し、祖国や国旗のために戦い勝利することは求めていません。
彼らが期待するのは、
トレーニングに励んだアスリートが、昨日の自分を超える自分に挑戦する「姿」
その意味で、SOはオリンピックの掲げた「参加することに意義あり」の精神を受け継いでいるのではないでしょうか。
昔は<障害者スポーツ=リハビリテーション>でしたが、今となっては健常者と同じような競技志向の人が多くなっています。
また、競技志向になったことで、ルールやクラス分けなど、問題が山積みになっている状態です。
しかし、そんな困難の中で頑張る彼らを、リボン賞という形で称えるSOの姿勢には、私はとても共感できます。
だって、人間、褒められたら嬉しくて次も頑張っちゃうじゃないですか・・・笑
⑤終わりに
最後に、皆さんにSOの誓いの言葉を紹介したいと思います。
「Let me win. But, if I cannot win, let me be brave in the attempt.」
(私を勝たせてください。たとえ勝てなくても、戦う勇気をください。)
SOでは、大会や記念式典の場でこの言葉が唱和されます。
障害を持った人でも、スポーツに向ける気持ちは健常者と同じなんです。
オリンピック憲章が語るように、スポーツに触れる権利は誰にも平等。
それを実行できていない現状を、私は変えていきたいなー、と考えています。
2005年に、長野でSOの世界大会が開催されたことを知っていますか?
覚えていない人の方がほとんどだと思いますね…。
今日のブログを読んで、SOのことを頭の片隅にでも置いてもらえれば嬉しいです。
何度も言うようですが、
スポーツに触れる権利は誰にも平等![]()
スポーツは世界各国万人共通の最強アイテムです!
以上!
Waseda Sports Bridge 丸山寿美枝
PS.
<スポーツに触れる権利は誰にも平等>という考えはあくまで私の主観です。今回の内容は社会的な部分を取り上げたので、ネガティブな見方をする方も多くいると思います。そういう場合は、コメントにて是非ご意見お書きください。
てか、ドシドシ書いてください!