「令和」元年スタートしました。
だからと言って、特に変化はありませんが、令和元年も宜しくお願い致します。
今回は、言葉のドーピングについて書きたいと思います。
1、ドーピング
ドーピングというのは、「スポーツにおいて禁止されている物質や方法によって競技能力を高め、意図的に自分だけが優位に立ち、勝利を得ようとする行為」
を言うようです。
故意は問われないので、ここが厄介なところです,,,
主な理由としては、以下があげられると思います。
①フェアプレーの精神、②心身 健康の問題、③社会的蔓延問題
詳しくは、公益財団法人 日本アンチドーピング機構JADAのHPを確認ください。
https://www.playtruejapan.org/
2、言葉のドーピング
僕は、「言葉のドーピング」というものが存在すると思っています。
何らかのカンフル剤を打つのは大切。禁止はされていませんからね。
例えば
・絶好調だと思いこむ。
・ルーティンをする
・激励をする、発破をかける
ただ、それが行き過ぎるとドーピング となって自分自信を蝕む。そして周りに蔓延する。
主に、上にあげた②、③の面からできるだけ避けるべきものであると考えます。
ちょっと、例を出して説明します。
3、事例
(1)選手本人のケース
よくありがちなのが、本人自身が周りにすごいと思ってもらうために、評価数値を偽ることです。
競泳でいうと、ベストタイム、練習タイムや練習量、練習内容etc,,,
周りにはすごい!とその場では思わせることができますよね。
味をしめて、気がつくと繰り返し行ってしまう。
自分自身を騙せて、レースで結果出せるうちはまだいいです。
ただ、結果が出なかったらどうですか?
ドーピングをして、一時的な評価が高くなるのはいいことですか?
実力以上の力をアピールすることに意味があるのでしょうか。
気がついたら、周りに評価されなくなる、人がいなくなる選手になってしまいます。
自分自身がわからなくなってしまい、最終的には、自分が言ったことが真実だと思い始めてしまうようです。
また、自意識がない人も多いようです。
コーチの方や親御さん、気がついたら是非止めてあげてください。
(2)コーチや親御さんのケース
コーチや親御さんが、上記理由からタイムを偽装する、評価を偽装して褒めるアプローチをすることがあります。
本人には、一時的には効果があります。
ただ、自分の力ではないことを知ってしまった時に反動があるはずです。
「この人の言葉には信頼性があるのか,,,?」
「自分には本当に実力があるのか,,,?」
大人の軽い意図で言った言葉にも、本人には重さがある言葉です。
使い方によっては、効果があると思いますが、これは本当に最終手段です。
使いすぎると癖になって、
練習ではタイム出る。
練習ではできるのに、本番ではできない
「私は本番に弱い」
と思い込む癖が生徒についてしまう可能性があります。
僕の仲間内で、本番に強いと言えば平野修也さん。
お祭り男の修也さんは、客観視が人一倍できる人だと思います。
なので、コーチや親御さんも選手に対して、言葉のドーピングを使うことはできるだけ避けるべきだと思います。
さて、明日は大会です。
辰巳で行われるオープン参加の長水路大会。
中高生はシーズン前に試すことができる大切な大会。
小学生チームには自分を越えるための大切な大会。
みんながベストが出ることを期待しつつ、しっかりとサポートしてきます。
僕自身もレースにでます。それも楽しみです。
あ。質問箱をGW中だけ受け入れています。
https://peing.net/ja/nickgaproduce
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