ロダンの考える人ってありますよね。
あれって、地獄の門の上から地獄をのぞきこんでる人らしいです。
つまり、考えているわけではなく地獄に落ちる罪人を見ている姿を彫刻にて表現しているようです。
トイレに座り込んで考えるおっちゃん。みたいなイメージがありますが、結構深いなと思う今日この頃。
夏休み中に日本全国から様々な子を教えてきました。
その中で言われた面白い感想を数点紹介します。
聞いていない怪我を指摘
「透視できるのですか?」
一定水準のトレーナーであれば
ビデオでフォームを見れば
すぐに怪我をしている場所や疲れがたまるポイントを指摘できます。
僕は水泳や陸上に関していえば、姿勢の段階でもすぐにわかりますが、
決して魔法使いでも透視でもなく、とにかく見つめて向き合ってます。
水泳の動作はルーティン化するため、偏ったフォームを当たり前に行なっていることはトップクラスでもあると思います。
僕も指摘してほしいので
同業者のコーチや変な話教え子にも率直に感想を聞きます。少しでもヒントになる可能性があるからです。
大切なのは
意見を素直に聞く姿勢
周りを見て考える姿勢
です。
基本技術の指導
「スクールでやってることと同じようなこと〔ドリル等〕をやるのですね。」
僕のところの方針は、基本を絶対に軽視しません。
できるまでしつこくやってもらいますし、自分達でも足りない部分はやります。
大抵の技術は基本技術です。
革命的なドリルはほぼないですし、所属スクールに戻った時にやるようなドリルでないと繰り返して行えないので効果はないと思ってます。
その子ができてないところに対しての良いドリルがない場合には自分でそのときに考えます。
まさに考える人です笑
オリジナルドリルや変わったことしか言わない人って逆にあてにならないと思います。
基礎が大切です。って言う人の方が普通で、
どう言った項目を基礎というか。
そこに相違があるかもしれませんが、基礎を軽視することは絶対にできません。
また、僕は最新の情報を出来るだけ生徒には届けますけど、基礎ができてない段階においてそのような項目を指導することはありません。
もっと大切なことがあるからです。
そして、同じドリルをやるにしても
伝え方次第で10でも20でも狙いが変化をします。
汎用性が高いドリルを選んで常にやらせます。
高度なドリルを覚える時間が無駄なので
ドリルやるよ!
っていうと行うものが決まってますので、
レッスンもスムーズです。
マスターズや現役でやってる方には良くわかると思いますが、ビルドアップというのはまさにこれ。
基礎技術を積み上げて、フォームを創り上げる。
その際に
50も100もドリルを覚えることに意味はない。
自分のフォームの修正点をしっかりと考えて向き合うことが大切。
と言うことです。
なので...速い人がやってるドリルよりも自分の課題に向き合えるドリルをやるのが一番良いと思います。