小さい頃に遊びでやったことがあると思います。

イルカがバブルリングのハシリなんですね。

<作り方>

1、水の動きが少ない場所を選ぶ。

(うねりや流れのある場所では、形が崩れてしまいます)

2、仰向けになる。

3、水の動きが収まるまでしばらく待つ。

4、唇が真上を向くようにする。

(視線が真上よりもやや後方に向くぐらいの感じ)

5、口のなかに一息分の空気を貯める。

空気をポッと一気に吐き出し、素早く唇を閉じる。

 

<ポイント>

最初に体を安定させ、フワフワ動かないようにすること。体や頭が上下に動いていたりすると、こま切れの泡のリング しかできません。

水底に仰向けになる場合は、若干のマイナス浮力がベストです。

唇の向きを正確に垂直にすること。斜めの方向を向いていると、きれいなバブルリングはできません。

視線が垂直に向いていても唇は少し前を向いているので、視線がやや後方(頭の方)を向くぐらいがちょうどいい感じです。

空気を吐き出すときの口の形状は、諸説あるようです。

舌をちょっと出した状態から、一気に引っ込めると同時に空気を吐き出す方法や、舌を口の中で立たせ、どこにも接していない 状態にして空気を吐き出す方法、など。

でも、岩崎名人の場合は特に舌の状態は意識していないとのこと。私もいろいろ試しましたが、慣れるといずれの方法でも できるので、特に意識することなく下あごにつけたままでやっています。

(上の各説は一見もっともらしいのですが、下の図で解説しているとおり、最初から空気をドーナッツ状にして出すわけでは ないので、どちらもあまり意味がないと思われます。)

また、意識して声を出す必要はありませんが、空気を吐き出すときには自然に「ポッ」と音が出ます。

空気を吐き出すときの唇の形は、「オ」や「ポ」を発音するときのように、心もち尖らせる形がいいように思いますが、 人によって異なるかも知れません。

いろいろ試してみてください。

空気を吐き出した後は、意識的に素早く唇を閉じます。でないと、きれいなリングの形はできません。

「ブー」と唇を震わせながら空気を吐き出すような説明をしているサイトがありますが、それではうまく作れません。 「ポッ」と一瞬で空気を吐き出し、素早くカットするように唇を閉じます。