フリーのスペシャリスト
中国代表 孫楊選手のストローク技術について解説したいと思います。
ロンドン五輪 2冠 Fr 400m,1500m
198cm、89kg
ドーピング違反や、反日発言
があったこと等、話題性のある選手です。
今回は、1500mを泳いでいる映像を使って解説したいと思います。
まず、エントリーについて
ソープ選手と同様に、エントリーからグラインドのやり方がとてもキレイな泳法です。
他の選手よりも、大きな体、長いリーチをうまく利用して、
グラインドの時間を長くとることで、ストロークの力強さだけではなく
伸びて進むことを大切にしているようです。
手を伸ばすと、腕全体に浮力がうまれるため、体のポジションが高いところで
維持させます。
自身の特徴、強みを活かしている泳法かと思います。
意外だったのが、キックのタイミングを対角線上に打っているようです。
それなのに、ローリングを他の選手よりもとっていますね。
キックのタイミングで、安定感を維持しつつ
ローリングで加速力を作っているようです。
もしかすると、プルのタイミングで直線上の足でキックを打てるように
左足を準備しているのかもしれません。
上半身のポジションが高いですね。
手が長いのはさることながら、さすがというしかないような
姿勢が一直線上になってますね。