8月31日から9月2日にかけて、日本青年館大ホールにてサクラ大戦のライブ、サクラ大戦紐育星組ライブ2012誰かを忘れない世界でが行われた。
その9月1日昼公演に参加し、夜公演をニコニコ生放送で観劇した。
なかなか感想を書く時間が無く、記憶もだんだん薄れてきていたが、ニコニコ生放送のタイムシフト視聴の期限が昨日で、見られなくなる前に昨日再び見たので、忘れないうちに書いておく。
今回の公演はライブと銘打っているものの、芝居シーンの比重が高かった。
昨年のライブもそうだったのだが、今回は昨年以上、もっと言うならかつての帝都の歌謡ショウ以上に芝居シーンのが多かったように思える。
芝居をじっくり見たいと思っていた自分には、これはまさに望んでいたもので、しっかり堪能できたのだが、一方で歌が少なかったことに物足りなさも感じた。
贅沢かもしれないが、歌謡ショウや昨年のように物語にうまく歌を絡められたら理想的。
時間の尺があと30分くらい長くないと、芝居も歌もというのは難しいかもしれないが。
という感想が出てくるというのは、自分の歌謡ショウに対する思い入れがサクラの舞台の中で一番強いということなんだろうな。
とはいえ、大事なことを忘れかけた星組がある事件をきっかけにそれを思い出すという物語はとても良かった。
かなりシリアスな話で、最初見たときにはいつもの紐育らしくないなと少し戸惑いも感じたのだが、配信で見直したら、物語の完成度の高さを改めて感じた。
今回初めてあかほりさとるが舞台のストーリープロットを書いたのだが、彼らしくゲームサクラVとのつながりを強く感じさせるものだったのも、グッときた。
サニーサイドがつかみどころがなくも大人の振舞いを見せるなど、キャラクターの再現性が高く、ROMANDOなどの小ネタもあり、何と言ってもゲームの名場面を思い起こさせるシーンに感動できた。
懐かしくて、久しぶりにゲームをやりたくなった。
ただやはり、ゲームをプレイしていない人が見たら面白さは半減しただろう。
ニコ生でもVをやっていないからよくわからんというコメントがあっスタービー 悪質た。
中山プロデューサーの今回うまくいったら今後もという趣旨の言葉から察するに、次回以降もあかほり氏を起用し、ゲームに近い内容にするのかもしれない。
ゲームのファンとしては嬉しいが、新規ファンの取り込みを考えたときに、この方針が吉と出るか凶と出るか、だな。
過去のショウはゲームを知らなくても楽しめるものだったんだよな。
改めてすごいと思う。
個人的にはジェミニの出番が多く、いい活躍をしてくれたのも嬉しかった。
彼女は帝都、巴里、紐育の全キャラの中で一番好きだったりする。
特定のキャラの扱いが大きいのは問題あるかもしれないが、ゲームではメインヒロインなのに出番が少なかったから、まあ今回はアリか。
あかほり氏もひょっとしたらVに悔いが残っていたのかもしれないな。
歌に関しては、曲数の少なさ以外はとても良かった。
今まで使われていたBGMに歌が付けられていたり、各キャラのテーマソングが物語に合わせてアレンジされていたりなど、既存の曲を使ったアイディアが素晴らしく、それらの歌の出来や歌唱も見事だった。
5つのレシピが今回の話やゲームにうまくリンクしていたのにも驚き、感嘆した。
新曲も非常に良かった。
すごく明るい曲としっとりした曲と、どちらも紐育らしさを感じさせてくれた。
シリアスな話が終わった直後に思い切り明るい新曲が歌われるという構成も、絶妙で爽快だった。
笑いの要素では、サニーサイドが楽しいのはいつも通りだが、まじめなシーンも多かったので、そのギャップが良かった。
そしてサニーが少しシリアスだった分、双葉のお笑い担当ぶりが際立っていた。
とても楽しませてくれた。
他に印象的だったのが、ゲストのエニアンの衣装。
その怖さが、役者の演技とともに物語を引き立てていた。
あと、台本がグッズとして売られたのは地味に嬉しい。
近いうちに読みたい。
自分の席は1階席やや前の左端の方で、まずまずの良席。
というか、最近のライブは毎回なぜか席が悪いので、その中ではかなり良かった。
自分が見に行ったのはDVD収録日で、ちょうど左斜め前の席にカメラが入っていた関係で自分の左隣が空席になっていたので、地上の戦士では存分に踊れた。
満足。
ニコニコ生放送は、劇場で見るのとはまた違った楽しみがあっていいね。
自室でくつろいで見られるし、他の人のコメントは面白かったり自分が気付かなかったことを気付かせてくれたりする。
1500円は安い。
次回以降もまたやってほしいな。
≪セットリスト≫第一幕1地上の戦士2恋する紐育新曲3ウンタウンハートアレンジ4バウンティーハンターリカアレンジ5ある日青空を見上げてアレンジ6輝く星座アレンジ7StandupforLove第二幕8ディー9ボクユメ105つのレシピ11いつも心にサンシャイン新曲12君と会えて新曲13ここはパライスリトルリップシアターのテーマ14地上の戦士10月8日には、文化放送12Fメディアプラスホールで行われた、サクラ大戦トークライブ2012ItsaVoicefulWorld百花繚乱秋の大感謝祭へようこそItsaVoicefulWorld百花繚乱秋の大収穫祭へようこそというイベントに参加してきた。
WEBラジオの文化放送超AG+で放送されている、日高のり子と井上喜久子がパーソナリティを務めるサクラ大戦関係の番組である、ItsaVoicefulWorldラジオショーへようこその放送100回を記念したイベント。
自分は番組を放送開始から2カ月くらいして聴き始めて、ときどき聴き逃しつつもずっと聴いているのだが、正直100回2年も続いたことは驚きだ。
内容は面白いと思っているんだけど、聴いているのはサクラファンくらいだろうからなあ。
続いているということは、採算が見込める程度にはリスナーがいるということか。
イベントの内容は、昼の部の感謝祭の方が番組の公開録音で、夜の部の収穫祭の方が過去のライブ映像巴里花組ライブ2009を見ながらの生オーディオコメンタリー企画。
感謝祭の模様は一部が10月14日の放送で流された。
感謝祭にはゲストとして小桜エツコが来て、収穫祭では井上喜久子が抜けて小桜エツコと音楽ユニットアリルアリルを組む武永京子が来た。
感謝祭も収穫祭もとても楽しかった。
感謝祭は単純にいつも聴いている放送の公開録音というだけで楽しめた。
きっこお姉ちゃんのボケをン子さんが見事なレシーブ力で切り返し、そこにエッちゃんの毒舌が絡むという構図はとにかく笑えた。
リスナーの投稿も面白いネタが採用されていた。
収穫祭は生オーディオコメンタリーという企画が新鮮だったし、トークの内容がとても面白かった。
アリルアリルのライブもなかなか良かった。
公開録音は今回が2回目厳密にいえば3回目で、生オーディオコメンタリーは今回が初めてだったわけだけど、両方ともまたやってほしいな。
生オーディオコメンタリーは、帝都や紐育の役者が参加したものもぜひ見たい、というか聴きたい。
上記のイベントの他にも、最近サクラの動きが活発だ。
少女漫画誌花とゆめに連載されているサクラ大戦奏組1巻のDVD付き初回版が9月に発売された。
そして2巻がちょうど今日発売。
11月にはその舞台版の公演があり、主題歌CDとドラマCDが発売される。
9月には過去のOVAのBluray版帝国華撃団OVABDBOXも発売された。
11年前に上映された劇場版アニメサクラ大戦活動写真のBD版も1月に発売される。
上記の紐育ライブのライブCDとライブDVDは12月に発売される。
そして今回のトークライブで、年末に巴里のライブが行われることが発表された。
あとPROJECTXZONEにもサクラキャラが参戦しているな。
昨年の15周年の時より展開が多い。
自分はそれらすべてを買い、すべてに参加。
でもまあゲームの新作は、先日のゲームショウでのセガの家庭用ゲームへのやる気の無さを見る限り、発売を期待できないよなあ。
8月には横山智佐がサクラ初野外ナイトライブを行ったのだが、少し思うところがあってそれには参加しなかった。
セガが主催しているわけでもなかったし。
しかしニコ生を見たら、やっぱり参加すればよかったと少し後悔。
選曲が良かったし、ゲストコーナーも良かったし、大垂ニさくらの出会いのシーンの舞台上での再現は生で見る価値があった。
迷ったら参加するのが基本かもな。
だから、奏組の舞台は参加する。
イケメン俳優がたくさん出るような舞台を見に行くのは、客層がわからなくてちょっと怖かったりするし、サクラファンとして参加する価値があるかどうかもわからないのだけど、見ないで後悔はしたくない。
まあその前に漫画を読んでおかないといけないな。
買ったはいいがまだ読んでいない。
話やキャラクターをほとんど知らん。
しかし、金の消費がすごい。
瞬間的にはサクラ全盛期並みかもしれないなあ。