何だよ。別れましょう。
美鈴が短く言い放った。客は僕たちだけしかいなく、
道路から脇にそれた場所にあるので、
嫌なほど静かだ。
そのせいで、二人の会話は僕だけじゃなく、
店員たちにも筒抜けだった。
店員の二人の女の子と店長らしき男が
ひそひそと話している。
男は足を組んで、本気で言ってるのか?
もとはと言えばお前から言い寄ってきたんじゃねえか。
そんなことは関係ないわ。
いま、私はあなたと別れたいの。
どうしてだよ。あなたといると不愉快になるのよ。
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