しとしとしとしと

ひとりで聞く雨の音はどこか哀しげで、
どうしても気持ちがノスタルジックになりがちです。
今回母と色々な話をして、改めて自分が守るべきものは何なのか、を知りました。
決して単調ではなかったあの頃は、
私も母も今日を生き抜く事すら命懸けで。
人生の底辺を味わったあの時も、
母だけは死に物狂いでこの手を握っていてくれて。
自分の存在を、
いつでも母だけは疑わずに信じ抜いてくれました。
私にとって母は、
尊くて、
偉大で、
例え何があろうと、
この人だけは幸せにしなければならないとゆう唯一の存在で。
一度諦めたこの人生、
一生かけてこの人だけは守らなければと誓いました。
けど今はまだ非情にも、
私を強く打ちつけるのは赦しを乞う冷たい雨で。
ならばせめて、
どうかこの先、
もう二度と母には哀しみの雨が降りませんように。
もしもこの先、
私にも幸せの風が与えられるのだとしたならば、
どうか母の元にも届きますように。
大切な人を大切に、
当たり前の事だけどそれが一番難しいのだ、
と。
だからこそ、
後悔しないように。
後悔しないように。



