あっという間に、今日で11月、今年もあと2ヶ月です。
2011年に新たに計画していたことは、今回の作品展をもってやりきることが出来ました。
それが今はなによりホッとしています。
 
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私の最後のデュシェス
 
さて、タイトルにした作品展に来てくださったお客様の中でも印象に残った方、とは。
お一人は、一緒にこの作品展をした宮崎さんのフランス語の先生。
ボビンレースの作品展をすると、「いいものを見せてもらいました」「感激しました」
とおっしゃっていただくことが時折あります。
そういっていただける理由は、ボビンレース初心者にとっては、自分が今習っていることの
先にある世界、可能性を垣間見ることが出来たことによるのではないかと思うし、
ボビンレースを知らない方は、純粋にこういった手仕事があるのだと初めて知った驚きがあるのだと思います。
このフランス語の先生も、ボビンレースを見るのは初めて、「こんな世界があったのですね」と
いってくださる、その目がウルウルしてきて、対しているこちらがドギマギ。
「あなたたちが、日々レースをつくっている姿を、気持ちを思うと涙が出てくる」と言われるのです。
単に、「このレースつくるのにどれくらいの時間がかかったんですか?」というのはよくある質問だけど、
この先生は私達のレースに費やす思いを、言葉に出来ない何かを感じてくださったのだと思います。
随分、感受性の豊かな方だなぁ、と思ったのですが、音楽の勉強のためにフランスに留学していたとの事。
音楽家を目指していたのなら、感受性豊かなのも、ななるほどなぁ~。と思ったことでした。
 
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教室のメンバーから送られたお花
 
もう一人の方は、全く別のタイプ。
最初は、私の初めての作品展の案内をドイ手芸で手にされて、見に来てくださった方です。
その方は、こう言ってはなんですが、ごくごく普通の関西のおばさん、いえ、おばちゃん、といった方がいい
感じのあっけらかんとした方。
手仕事が好きで、簡単な手芸品を作っては、仕事仲間やお友達にあげるのが好き、ということ。
しばらくいろいろお話をうかがったのですが、
後日わざわざ、自分のつくった手芸品を持って来てくださったのには感激。
「今年もきたよ~」って明るく大きな声で入ってこられます。
唯一作品展の時だけにお会いする方。今年も会えてうれしかったです。