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人それぞれ、ボビンレースにかけることの出来る時間は違います。
このトーションレースも製図してる時から思うと1年近くはたってるんじゃないかな。
先日出来上がったから、と見せに持って来てくれました。忘れた頃に(笑)・・・ですが、いつものことですが、丁寧に織られています。
 
 
 
 
       designed and worked by Michiyo Oishi
 
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この方は、いつも「わが道を行く」で、このレースもいわゆるトーションっぽくない感じです。
制作途中の2枚目のも見せてもらったけど、これはさらにオリジナリティー満載。
「こんなトーション見たことない」っ言うとちょっと不満顔。私にとっては最高の賛辞なんだけどなぁ。
そもそも出来上がったものをトーション、ブルージュフラワー、フランダース等々括る必要はないんじゃないかなぁ。便宜上分類名つけるけど・・・。
 
私のデザインを参考にした、って言われますが、え?どこが?コーナーのところかなぁ?
単なる「真似」はつまらない(でも最初は見よう見真似から始まる)けれど、
糸の動きなど、取り入れられるならどんどん参考にして欲しい。
また、他の人が作ってるものに刺激を受けてアイディア、発想が浮かぶこともあります。
 
最初に必ず試作するよう言ってるけど、部分的に作ってる段階ではわからないのが全体のバランス。
一番中心のテープ状部分の幅がどうかな?と思ったけど、それは本人も同じ意見。
出来上がったら、「うれしい」、で終わるのではなく、冷静な目で出来を検証して次回に生かして欲しい。
 
教室の中で見ていてうれしいのは、こうやって作品を持って来てくれると、そこでみんなでワイワイ始まること。
多くは賛辞だけど、たとえ批評にさらされてもいいじゃない。
また、初心者の人もおそるおそるって感じで手を伸ばしている。
今、織ってる包帯状のテープ練習の先には自分の思うものを自由に織れる世界が広がってることを
一番教えてあげたい、見せてあげたい。
1歩、2歩先行く先輩を見て、自分なりのペースでいい、追いかけて欲しい。
目標とする先輩があることの幸運を感じて欲しい。