「週間ブックレビュー」の司会だった児玉清さんの訃報には胸がふさがる思いがした。
「やっぱり・・・」、「こんなに早く・・・」
最後に番組で見たのは3月だった。高樹のぶ子の「トモスイ」が最後のインタビューだった。
「児玉清 本を読む喜び」と題された追悼番組が放送された。
「本を読む喜び」、平らかな言葉だけれど、確かにそう。
知識を得ることを目的として読むことももちろんあるけれど、
手持ち無沙汰な時、電車での時間つぶしに。
人によってはゲームをするかも、また音楽を聴くのかも知れないけれど、
そういった時、本を読むことが私の習慣。
その時の活字はいってみれば何でもいいのだけれど、
でもどうせ読むなら、「本を読む喜び」が味わえるものの方がいい。
最近、読んだ本の名前をすぐに忘れる。図書館での予約でどうだったかな?
と思うことがある。またもう一度、借りようと思って本の題名がなんだったかな?ということも。
なので、友人の言葉をヒントに備忘録代わりに書いておくことにした。
人質の朗読会 小川洋子
雪の練習生 多和田葉子
大人の流儀 伊集院静
ある小さなスズメの記録 クレア・キップス 梨本香歩 訳
トモスイ 高樹のぶ子
いつも、花のこと。 平井かずみ
よくできた女(ひと) バーバラ・ビム
たてつく二人 三谷幸喜 清水ミチコ
ストーリー・セラー 有川浩
6月11日
こころに響いた、あのひと言 「いい人に会う」編集部編
つるかめ助産院 小川糸
象が踏んでも 回送電車Ⅳ 堀江敏幸
6月17日
ひそやかな花園 角田光代
抱擁、あるいはライスに塩を 江国香織
アレグリアとは仕事はできない 津村記久子
そういうものだろ、仕事って言うのは
児玉清の「あの作家に会いたい」 児玉清
世界の祝祭日とお菓子
暮らしの手帖 49号
6月22日
ぼくは、そしてぼく達はどう生きるか 梨木 香歩
パリの大人の部屋
6月24日
生きるとは自分の物語をつくること 小川洋子 河合隼雄
家庭の医学 レベッカ・ブラウン 柴田元幸訳
6月28日
小さいおうち 中島京子
ツリーハウス 角田光代
カトリーヌ・ミュレーのバラ生活