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昨年からずっとクッサンにかかったままだったレースのうちの1つ、ブルージュフラワーレースをようやく仕上げました。
このレースが必要になる事情があって、そのために仕上げました。その事情がないときっとまだ何ヶ月もクッサンにかかったままだったと思う。飽きっぽい私にとって作品を仕上げるには何らかの動機付けが必要。だって、つくらなきゃ、となってからは仕上がりまで早かったもの。
趣味って何でもそうだと思うけれど、ただ、漫然と与えられるものをやっているだけではどんなに好きなことでも、人間いつかは飽きる。レースだって、自分で好きなようにデザインすることが出来るということを知らないままだったら、ある程度織れるようになった時点で、他の手芸と同じようにたぶん辞めていただろうと思います。実際、2年ほどやったところで生意気にも「ボビンレースってこんなものか~」、と思い始めていたもの。でも、その後、カントセンターのバンシュのレッスンを受けてみてまだまだ奥が深いこと、自分が知っていることってまだほんの一部だけだったという事を知って俄然、興味がわいてきたのでした。
ずっと何かを続けていくこと、突き詰めていくことって簡単なことじゃない。というか、そのためのモチベーションをいかに保ち続けていくかっていうことが本当は難しいのでしょうね。
さて、このレース、つくりながらこれが最初で、最後のブルージュフラワーのオリジナルレースかな、って思ってました。教室でブルージュフラワーレースをすることがなかったら、このレースをつくることもなかっただろうな、と思う。このレースをなんとかつくることが出来たのも教室を始めたおかげですね。ありがたいことです。
最初で最後とは書いたけど、でも、あと20年もたてばきっとまた、こういった太い糸のシンプルなレースに戻ってくるんだろうなと思う。それまでは出来る間に細い糸のレースを作っておきたいと思います。