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しばらく前に「ヨーロッパのレース」という本を古本屋のサイトで見つけて購入したんです。この本はフランス額装の先生のところで見せてもらって、ずっと欲しかったんです。で、このところよく眺めてるんです。
ブリュッセル王立美術館所蔵のレースなんだけど、やっぱりベルギーのレースって好きです。中でも19世紀後半から20世紀初頭のボビンとニードルの混成レース。
写真を見てるとレースの最高峰はやはりニードルレースだと感じます。この本の中にはいくつかカラーの鮮明な拡大写真が出ているんですが、中心の一番目を引くところは繊細なニードルレース。周辺部分をボビンレースで取り囲んでるというつくりのものが多いです。ニードルと同じモチーフをボビンで作ってる部分があるんだけれど、ボビンでつくることによって時間短縮、労力を短縮してるんだということが見て取れます。
それにしても素晴らしい。そして、これらのレースはデザインの宝庫。大輪のお花ももちろんすてきだけれど、小さなお花や、葉っぱなんかで隙間を埋めてる、そんなさりげない部分がなんとも可愛かったりします。この本を眺めているとデュシェス作りたくなってきます。